ELFEDIT

Section: GNU Development Tools (1)
Updated: 2025-09-17
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名前

elfedit - ELFヘッダーとELFファイルのプログラムプロパティーの更新  

書式

elfedit [--input-mach=machine]
        [--input-type=type]
        [--input-osabi=osabi]
        [--input-abiversion=version]
        --output-mach=machine
        --output-type=type
        --output-osabi=osabi
        --output-abiversion=version
        --enable-x86-feature=feature
        --disable-x86-feature=feature
        [-v|--version]
        [-h|--help]
        elffile...  

説明

elfedit は、ELF マシンとファイル・タイプが一致する ELF ファイルの ELF ヘッダーとプログラム・プロパティを更新します。このオプションは、ELF ヘッダーおよびプログラムプロパティーのフィールドの更新方法と更新対象を制御します。

elffile... は更新される ELF ファイルです。32ビット と64ビットの ELF ファイル、および ELF ファイルを含むアーカイブがサポートされています。  

オプション

ここで選択肢として示されているオプションの、長い形式と短い形式は同等です。少なくとも --output-mach, --output-type, --output-osabi, --output-abiversion, --enable-x86-feature--disable-x86-feature オプションの 1つは指定しなければなりません。
--input-mach=machine
一致する入力 ELF マシン・タイプを machine に設定します。--input-mach が指定されていない場合、任意の ELF マシンタイプにマッチします。

サポートされている ELF マシンタイプは i386, IAMCU, L1OM, K1OMx86-64 です。

--output-mach=machine
ELF ヘッダーの ELF マシン・タイプを machine に変更します。サポートされている ELF マシンタイプは --input-mach と同じです。
--input-type=type
一致する入力 ELF ファイル・タイプを type に設定します。--input-type が指定されていない場合は、任意の ELF ファイルタイプと一致します。

サポートされている ELF ファイルタイプは rel, execdyn です。

--output-type=type
ELF ヘッダーの ELF ファイル・タイプを type に変更します。サポートされている ELF タイプは --input-type と同じです。
--input-osabi=osabi
一致する入 力 ELF ファイル OSABI を osabi に設定します。 --input-osabi が指定されていない場合は、あらゆる ELF OSABI にマッチします。

サポートされている ELF OSABIs は none, HPUX, NetBSD, GNU, Linux (alias for GNU), Solaris, AIX, Irix, FreeBSD, TRU64, Modesto, OpenBSD, OpenVMS, NSK, AROSFenixOS です。

--output-osabi=osabi
ELF ヘッダーの ELF OSABI を osabi に変更します。サポートされている ELF OSABI は --input-osabi と同じです。
--input-abiversion=version
一致する入力 ELF ファイル ABIVERSION を version に設定します。 version は 0から 255の間でなければなりません。--input-abiversion を指定しない場合は、すべての ELF ABIVERSION に一致します。
--output-abiversion=version
ELF ヘッダーの ELF ABIVERSION を version に変更します。 version は 0から 255の間でなければなりません。
--enable-x86-feature=feature
マシンタイプが i386 または x86-64exec または dynELF ファイルのプログラムプロパティで feature ビットを設定します。サポートされている機能は ibt, shstk, lam_u48lam_u57 です。
--disable-x86-feature=feature
マシンタイプが i386 または x86-64exec または dynELF ファイルのプログラムプロパティの feature ビットをクリアします。 サポートされる機能は、 --enable-x86-feature と同じです。

注意: --enable-x86-feature および --disable-x86-feature は、 mmap がサポートされているホストでのみ使用できます。

-v
--version
elfedit のバージョン番号を表示します。
-h
--help
elfedit で解釈されるコマンドラインオプションを表示します。
@file
file からコマンドラインオプションを読み込みます。読み込まれた オプションは、元の @file オプションの代わりに挿入されます。 fileが存在しない場合、または読み込めない場合、オプションは 文字通りに扱われ、削除されません。

file 中のオプションは空白で区切られます。空白文字は、オプション 全体を一重引用符または二重引用符で囲むことによってオプションに含める ことができます。任意の文字 (バックスラッシュを含む) は、含まれる文字の 前にバックスラッシュを付けることによって含めることができます。 file 自体に追加の @file オプションを含めることができます。 このようなオプションは再帰的に処理されます。

 

関連項目

readelf(1) とbinutils の Infoエントリ。  

著作権

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Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.3 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the section entitled "GNU Free Documentation License".


 

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