RANLIB

Section: GNU Development Tools (1)
Updated: 2025-10-13
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名前

ranlib - 書庫のインデックスを作成  

書式

ranlib [--plugin name] [-DhHvVt] archive  

説明

ranlib は、アーカイブの内容に対するインデックスを生成し、アーカイブに保存します。インデックスは、再配置可能なオブジェクトファイルであるアーカイブのメンバーによって定義された各シンボルをリストします。

このインデックスを表示するには、nm-s または nm--print-armap を使用します。

このようなインデックスを持つアーカイブは、ライブラリへのリンクを高速化し、ライブラリ内のルーチンがアーカイブ内の配置に関係なく互いに呼び出すことを可能にします。

GNU ranlib プログラムは GNU ar の別形式で、 ranlib を実行することは ar -s を実行することと完全に等価です。

 

オプション

-h
-H
--help
ranlib の使用情報を表示します。
-v
-V
--version
ranlib のバージョン番号を表示します。
-D
deterministic モードで処理します。シンボルマップアーカイブメンバーのヘッダーには、 UID、 GID、およびタイムスタンプとしてゼロが表示されます。このオプションを使用すると、複数回実行しても同一の出力ファイルが生成されます。

binutils--enable-deterministic-archives で構成されている場合、このモードはデフォルトでオンになります。後述の -U オプションで無効にできます。

-t
アーカイブのシンボルマップのタイムスタンプを更新します。
-U
deterministic モードで実行しません。これは上記の -D オプションの逆です。アーカイブインデックスは実際の UID、 GID、タイムスタンプ、ファイルモードの値を取得します。

binutils--enable-deterministic-archives なし で設定された場合、このモードはデフォルトで オンになります。

@file
file からコマンドラインオプションを読み込みます。読み込まれた オプションは、元の @file オプションの代わりに挿入されます。 fileが存在しない場合、または読み込めない場合、オプションは 文字通りに扱われ、削除されません。

file 中のオプションは空白で区切られます。空白文字は、オプション 全体を一重引用符または二重引用符で囲むことによってオプションに含める ことができます。任意の文字 (バックスラッシュを含む) は、含まれる文字の 前にバックスラッシュを付けることによって含めることができます。 file 自体に追加の @file オプションを含めることができます。 このようなオプションは再帰的に処理されます。

 

関連項目

ar(1), nm(1), とbinutils のInfo エントリ。  

著作権

Copyright (c) 1991-2025 Free Software Foundation, Inc.

Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.3 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the section entitled "GNU Free Documentation License".  

日本語訳

対応バージョン:2.45.50 翻訳日:2025-10-13 翻訳者:ribbon


 

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