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Section: ユーザーコマンド (1)
Updated: 2025/09
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名前
pr - テキストファイルを印刷用に変換する
書式
pr
[,オプション/]... [,ファイル/]...
説明
印刷用に、ページ付けや段組を行ないます。
ファイルの指定がない場合や FILE が - の場合, 標準入力から読み込みを行います。
長いオプションで必須となっている引数は短いオプションでも必須です。
- +FIRST_PAGE[:LAST_PAGE], --pages=,FIRST_PAGE[/:LAST_PAGE]
-
FIRST_PAGE から印字を開始し LAST_PAGE までを印字します。
LAST_PAGE を省略した場合, 最後まで印字します。
- -COLUMN, --columns=,COLUMN/
-
-a を使用しない限り、 COLUMN 段の段組を生成し、
段の下方に向けて出力します。ページ毎にカラム内の行数を調整します。
- -a, --across
-
各行を段組の横方向へ順に出力します。-COLUMN オプションと共に使用します。
- -c, --show-control-chars
-
制御文字にハットをつけ (例: ^G)、
その他の印字不能な文字にはバックスラッシュと 8 進数で表示します。
- -d, --double-space
-
行間に空行を挿入します。
- -D, --date-format=,FORMAT/
-
ヘッダの日付の形式として FORMAT を用います。
- -e[CHAR[WIDTH]], --expand-tabs[=,CHAR[WIDTH]/]
-
入力された CHAR を幅 WIDTH の空白に拡げます。
CHAR, WIDTH の指定がなければ CHAR は TAB、WIDTH は 8 に変更します。
- -F, -f, --form-feed
-
改ページの際に改行ではなく、改ページコードを使用します。
(-f と共に 3 行分、 -f を指定しない場合 5 行分のヘッダを出力)
- -h, --header=,HEADER/
-
ページヘッダとしてファイル名の代わりに中央に配置した HEADER を使用します。
-h "" は空行を表示します。 -h"" を使用してはなりません。
- -i[CHAR[WIDTH]], --output-tabs[=,CHAR[WIDTH]/]
-
スペースをタブ幅 WIDTH (8) の CHAR (TAB) で置換します。
- -J, --join-lines
-
全ての行を併合し、-W による行切り詰めをオフ、列配置を無効、区切り
文字を --sep-string[=,STRING/] に設定します。
- -l, --length=,PAGE_LENGTH/
-
1ページの行数を PAGE_LENGTH (66) にします。 (デフォルトは
56行で、 -F を使用したときは 63 行)
PAGE_LENGTH <= 10 の場合は -t が暗黙のうちに有効になります。
- -m, --merge
-
全てのファイルを並列に印刷します。 1 ファイル 1 列とし、
-J オプションで行を結合した場合を除き、行を切り詰めます。
- -n[SEP[DIGITS]], --number-lines[=,SEP[DIGITS]/]
-
行番号を付けます。その際には DIGITS (5) 桁とし、その後
に SEP (TAB) を使用します。デフォルトでは入力ファイルの1 行目から数え始めます。
- -N, --first-line-number=,NUMBER/
-
表示した最初のページの 1 行目を NUMBER として数え始めます。 (+FIRST_PAGE を参照)
- -o, --indent=,MARGIN/
-
各行のオフセットを MARGIN (zero) 個のスペースとします。-w
または -W には影響しません。 MARGIN は PAGE_WIDTH に加算されます。
- -r, --no-file-warnings
-
ファイルを開けなかったときに警告を表示しません。
- -s[CHAR], --separator[=,CHAR/]
-
列の区切りに単一の文字 CHAR を使用します。-w を併せて指定しない場合、
CHAR のデフォルトは <TAB> 文字となります。-w を併せて指定した場合、
3 列オプション (-COLUMN|-a -COLUMN|-m)での切り詰めが無効となります。
- -S[STRING], --sep-string[=,STRING/]
-
STRING によって列を区切ります。
-S なしで -J を指定した場合、デフォルトの区切り文字は <TAB>、
それ以外の場合は区切り文字は <space> となります (-S" " と同じ)。
列オプションには影響を及ぼしません。
- -t, --omit-header
-
ページのヘッダーとフッターを表示しません。
PAGE_LENGTH <= 10 の場合は -t が暗黙のうちに有効になります。
- -T, --omit-pagination
-
ヘッダや本文の余白を省略し、入力ファイル中の改ページを無視します。
- -v, --show-nonprinting
-
バックスラッシュ(\) エスケープの 8 進数表記を使用します。
- -w PAGE_WIDTH, --width=,PAGE_WIDTH/
-
複数列の出力時のみページ幅を PAGE_WIDTH (72)文字に設定します。
-s[char] は無効になります。
- -W, --page-width=,PAGE_WIDTH/
-
-J オプションを併せて指定しない場合、ページ幅を常にPAGE_WIDTH (72)
文字に設定し、行を切り詰めます。-S または -s オプションには影響しません。
- --help
-
使い方を表示して終了します。
- --version
-
バージョン情報を表示して終了します。
作者
作者 Pete TerMaat および Roland Huebner。
バグのレポートについて
バグのレポートは bug-coreutils@gnu.org までお寄せ下さい。
GNU coreutils のホームページ: <https://www.gnu.org/software/coreutils/>
一般的な GNU ソフトウェア使用に関するヘルプは <https://www.gnu.org/gethelp/>
です。
翻訳に関するバグは <https://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してく
ださい。
著作権
Copyright © 2025 Free Software Foundation, Inc.
ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>.
This is free software: you are free to change and redistribute it.
There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
関連項目
完全なマニュアルは <https://www.gnu.org/software/pr> か、
ローカルで有効になっていれば info '(coreutils) pr invocation' です。
日本語訳
対応バージョン:9.8
翻訳日:2025-11-20
翻訳者:ribbon
Index
- 名前
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- 書式
-
- 説明
-
- 作者
-
- バグのレポートについて
-
- 著作権
-
- 関連項目
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- 日本語訳
-
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