Regular, Bold, Italic, Bold-Italic スタイルをサポートしています。
さらに Courier 書体の 8, 12 ポイント、
等幅 Elite 書体の 8, 10 ポイントそれぞれに対して
Regular, Bold, Italic スタイルがサポートされています。
これらのフォントを使用するためのフォント名を以下の表にまとめます:
書体 | Regular | Bold | Italic | Bold-Italic
|
Dutch | TR | TB | TI | TBI
|
Swiss | HR | HB | HI | HBI
|
Swiss Narrow | HNR | HNB | HNI | HNBI
|
Courier | CR | CB | CI |
|
Elite | ER | EB | EI |
|
用紙サイズ
用紙サイズは
DESC
ファイルまたは
grolbp
に対するコマンド行オプションで指定できます。
用紙サイズが両方で指定された場合は、コマンド行オプションが
DESC
ファイルの内容よりも優先されます (この原則はページの向きにも
適用されます)。
DESC
ファイルで用紙サイズを設定するには、
papersize
desired_papersize,
を含んだ行をそのファイルに記入します。
desired_papersize
は次のうちのいずれかです:
- •
-
認識される用紙サイズのうち 1 つ: `a4', `letter', `legal', `executive'
- •
-
カスタム用紙サイズ
小節で説明するカスタム定義された用紙サイズ
- •
-
希望の用紙サイズが上記形式のいずれかで 1 行目に書かれている
ファイル名 (例えば
/etc/papersize)
有効な papersize 行が複数
DESC
ファイルに書かれている場合には、最初の有効なもののみが使用されます。
コマンド行で用紙サイズを設定するには、
-p desired_papersize
または
--papersize=desired_papersize
を他の
grolbp
オプションに加えます。
desired_papersize
は
DESC
ファイルと同じ形式です。
用紙サイズには大文字小文字の区別はありません
(すなわち `A4' は `a4' と同じです)。
DESC
ファイルやコマンド行で用紙サイズが指定されなかった場合には、
デフォルトサイズの A4 が使用されます。
カスタム用紙サイズ
カスタム定義された用紙サイズは
custlengthxwidth
形式で指定します。ここで
length
と
width
には使用したい用紙寸法のプリンタ単位 (1/300 インチ) が入ります。
例えば、2 インチ× 4 インチの葉書サイズ用紙に印刷するには、
DESC
ファイルの先頭に
papersize cust600x1200
という行を書きます。
ページ向き
ページサイズと同様、印刷ページの向き
(portrait
または
landscape)
は
DESC
ファイルまたはコマンド行オプションで指定できます。
ここでも大文字小文字の区別はありません。
DESC
ファイルで向きを設定するには、以下の行を書きます:
orientation
[portrait|landscape]
用紙サイズと同じように、
DESC
ファイル中の最初の有効な orientation コマンドのみが使用されます。
コマンド行オプションでページ向きを設定するには
DESC
ファイルと同じパラメータ
(portrait
または
landscape)
を
-o
または
--orientation
オプションで指定します。
また
-l
オプションによる強制的な landscape でのページ印刷も可能です。
フォントファイル形式
groff_font(5)
に記述されている通常コマンドに加えて、
grolbp
は要求された時にプリンタに送るフォント名を指定するコマンド
lbpname
を用意しています。
このコマンドの文法は次のとおりです:
lbpname
printer_font_name
- •
-
ビットマップフォントでは
printer_font_name
は次の形式です。
N<base_fontname><font_style>
base_fontname
はプリンタのフォントリストに現れる名前から最初の 1 文字を除いた
フォントサイズまで (フォントサイズは含まない) のフォント名です。
font_style
は
R,
I,
B
のうちの 1 文字で、それぞれ Roman, Italic, Bold のフォントスタイルを
示しています。
-
例えば、プリンタの
font listing A
がフォント `Nelite12I.ISO_USA' を表示した場合、フォント設定ファイルの
対応する項目は次のものになります。
lbpname NeliteI
-
ただし (前述した) 利用可能なビットマップフォントのフォント名と
フォントサイズはプログラム中にハードコードされているため、
新しいビットマップフォントを追加でサポートするには
grolbp
を書き換える必要があることに注意してください。
- •
-
スケーラブルフォントでは、
printer_font_name
はプリンタの
font listing A
に表示されるフォント名と同じです。
-
例えば、プリンタの
font listing A
に `Swiss-Bold' と表示される、bold 体の `Swiss' を選択するのに必要な
lbpname
コマンド行は次のようになります。
lbpname Swiss-Bold
lbpname
の引数は大文字小文字が区別されます。
- /usr/share/tmac/lbp.tmac
-
grolbp
で使用するマクロ。
関連ファイル
- /usr/share/groff_font/devlbp/DESC
-
デバイス記述ファイルです。
- /usr/share/groff_font/devlbp/F
-
F
というフォントに対する記述ファイルです。
関連項目
groff(1),
troff(1),
groff_out(5),
groff_font(5),
groff_char(7)
Index
- 名称
-
- 書式
-
- 解説
-
- オプション
-
- 書体
-
- 用紙サイズ
-
- カスタム用紙サイズ
-
- ページ向き
-
- フォントファイル形式
-
- 関連ファイル
-
- 関連項目
-
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Time: 03:33:24 GMT, December 05, 2022