MODIFY_LDT
Section: Linux Programmer's Manual (2)
Updated: 2012-07-13
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名前
modify_ldt - ldt を設定または取得する
書式
#include <sys/types.h>
int modify_ldt(int func, void *ptr, unsigned long bytecount);
注: このシステムコールには glibc のラッパー関数は存在しない。「注意」の節を参照。
説明
modify_ldt() はプロセスのローカルディスクリプターテーブル (local descriptor table; ldt)
を読み書きする。 ldt は i386 プロセッサで使用されるプロセスごとのメモリー管理テーブルである。 このテーブルに関してのより詳しい情報は
Intel 386 processor handbook を 参照すること。
func が 0 ならば、 modify_ldt() は ldt を ptr が指しているメモリーに読み込む。
読み込むバイト数は実際の ldt のサイズか bytecount より小さい方である。
func が 1 ならば、 modify_ldt() は ldt エントリーの一つを変更する。 ptr は user_desc
構造体を指し、 bytecount はこの構造体の大きさに等しくなければならない。
user_desc 構造体は <asm/ldt.h> で以下のように定義されている:
struct user_desc {
unsigned int entry_number;
unsigned long base_addr;
unsigned int limit;
unsigned int seg_32bit:1;
unsigned int contents:2;
unsigned int read_exec_only:1;
unsigned int limit_in_pages:1;
unsigned int seg_not_present:1;
unsigned int useable:1;
};
Linux 2.4 以前では、この構造体は modify_ldt_ldt_s という名前であった。
返り値
成功した場合は、 modify_ldt() は (読み込みの場合は) 実際に読み込んだバイト数、 または (書き込みの場合は) 0 を返す。
失敗した場合は modify_ldt() は -1 を返し、 errno をエラーを示す値に設定する。
エラー
- EFAULT
-
ptr がアドレス空間の外を指している。
- EINVAL
-
ptr が 0 である、 または func が 1 で bytecount が modify_ldt_ldt_s
構造体のサイズと等しくないか、 func が 1 で新しい ldt エントリーが無効な値である。
- ENOSYS
-
func が 0 でも 1 でもない。
準拠
このコールは Linux 特有であり、移植を意図したプログラムでは 使用してはいけない。
注意
glibc はこのシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。 syscall(2) を使って呼び出すこと。
関連項目
vm86(2)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
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- 名前
-
- 書式
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- 説明
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- 返り値
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- エラー
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- 準拠
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- 注意
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- 関連項目
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- この文書について
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