DAEMON
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-11-26
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名前
daemon - バックグラウンドで動作させる
書式
#include <unistd.h>
int daemon(int nochdir, int noclose);
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
daemon():
glibc 2.21 以降:
_DEFAULT_SOURCE
glibc 2.19 と 2.20:
_DEFAULT_SOURCE || (_XOPEN_SOURCE && _XOPEN_SOURCE < 500)
glibc 2.19 以前:
_BSD_SOURCE || (_XOPEN_SOURCE && _XOPEN_SOURCE < 500)
説明
daemon() は、制御端末から分離させてシステムデーモンとして動作させたい プログラムのための関数である。
nochdir が 0 の場合、 daemon() はプロセスの現在の作業ディレクトリ (current working
directory) をルートディレクトリ ("/") に変更する。 それ以外の場合、現在の作業ディレクトリは変更されない。
noclose が 0 の場合、 daemon() は標準入力・標準出力・標準エラーを /dev/null にリダイレクトする。
それ以外の場合、これらのファイルディスクリプターは変更されない。
返り値
(この関数が fork して fork(2) が成功すると、親プロセスでは _exit(2)
を呼び出すので、これ以降のエラーは子プロセスからしか見れない)。 成功した場合、 daemon() は 0 を返す。 エラーが起こった場合、
daemon() は -1 を返す。 さらに、 errno に fork(2) と setsid(2)
に関して規定されたエラーを設定する。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値
|
daemon()
| Thread safety | MT-Safe
|
準拠
POSIX.1 にはない。 同様の関数が BSD には見られる。 daemon() 関数は 4.4BSD で始めて登場した。
注意
The glibc implementation can also return -1 when /dev/null exists but is
not a character device with the expected major and minor numbers. In this
case, errno need not be set.
バグ
The GNU C library implementation of this function was taken from BSD, and
does not employ the double-fork technique (i.e., fork(2), setsid(2),
fork(2)) that is necessary to ensure that the resulting daemon process
is not a session leader. Instead, the resulting daemon is a session
leader. On systems that follow System V semantics (e.g., Linux), this means
that if the daemon opens a terminal that is not already a controlling
terminal for another session, then that terminal will inadvertently become
the controlling terminal for the daemon.
関連項目
fork(2), setsid(2), daemon(7), logrotate(8)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
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- 名前
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- 書式
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- 説明
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- 返り値
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- 属性
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- 準拠
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- 注意
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- バグ
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- 関連項目
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- この文書について
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