GETRPCENT

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2020-04-11
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名前

getrpcent, getrpcbyname, getrpcbynumber, setrpcent, endrpcent - RPC エントリーを取得する  

書式

#include <netdb.h>

struct rpcent *getrpcent(void);

struct rpcent *getrpcbyname(const char *name);

struct rpcent *getrpcbynumber(int number);

void setrpcent(int stayopen);

void endrpcent(void);
 

説明

getrpcent(), getrpcbyname(), getrpcbynumber() はそれぞれ以下の構造体へのポインターを返す。 この構造体は RPC プログラム番号データベース の各行のフィールドを含んでいる。

struct rpcent {
    char  *r_name;     /* name of server for this RPC program */
    char **r_aliases;  /* alias list */
    long   r_number;   /* RPC program number */ };

この構造体のメンバーは以下の通り。

r_name
この RPC プログラムのサーバの名前
r_aliases
RPC プログラムの別名のリスト。ゼロで終端されている。
r_number
このサービスの RPC プログラム番号。

getrpcent() はファイルの次のエントリーを読み込む。必要ならばデータベースへの接続がオープンされる。

setrpcent() はデータベースへの接続をオープンし、 次の読み込みエントリーを先頭のエントリーに設定する。 stayopen が 0 でない場合、 一つ一つの getrpc*() 関数の呼び出し間でデータベースへの接続をクローズしない。

endrpcent() はデータベースへの接続をクローズする。

getrpcbyname() と getrpcbynumber() はファイルの最初から一致する RPC プログラム名かプログラム番号が 見つかるか、ファイルの最後 (end-of-file) に到達するまで、順番に 探していく。  

返り値

成功すると、 getrpcent(), getrpcbyname(), getrpcbynumber() は、静的に割り当てられた rpcent 構造体へのポインターを返す。 EOF か エラーに遭遇した場合には NULL を返す。  

ファイル

/etc/rpc
RPC プログラム番号データベース
 

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース属性
getrpcent(), getrpcbyname(),
getrpcbynumber()
Thread safetyMT-Unsafe
setrpcent(), endrpcent() Thread safetyMT-Safe locale

 

準拠

POSIX.1 にはない。 BSD 系、Solaris や他の多くのシステムに存在する。  

バグ

全ての情報は静的領域に格納される。 保存するためには全てをコピーする必要がある。  

関連項目

getrpcent_r(3), rpc(5), rpcinfo(8), ypserv(8)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。


 

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Time: 03:33:29 GMT, December 05, 2022