LOGIN
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前
login, logout - utmp と wtmp エントリーを書き込む
書式
#include <utmp.h>
void login(const struct utmp *ut);
int logout(const char *ut_line);
-lutil でリンクする。
説明
utmp ファイルは現在システムを使用しているユーザーを記録する。 wtmp ファイルはすべてのログインとログアウトを記録する。 utmp(5)
を参照すること。
関数 login() は与えられた struct utmp ut を utmp と wtmp ファイルの両方に書き込む。
関数 logout() は utmp ファイルにあるエントリーをクリアする。
GNU 版の詳細
より正確には、 login() は引数 ut 構造体をとり、(もし存在するならば) フィールド ut->ut_type を
USER_PROCESS という値にし、(もし存在するならば) フィールド ut->ut_pid を呼び出し元プロセスのプロセス
ID の値にする。 次にフィールド ut->ut_line の値を設定しようとする。
この関数は、標準入力・標準出力・標準エラー出力の中から端末である最初のものをとり、対応するパス名から先頭の /dev/ を引いたものを
このフィールドに格納して、この構造体を utmp ファイルに書き込む。 一方、端末名が見つからない場合は、このフィールドは "???" とされて、
この構造体は utmp ファイルに書き込まれない。 その後にこの構造体は wtmp ファイルに書き込まれる。
logout() 関数は utmp ファイルから ut_line 引数にマッチするエントリーを探す。 レコードが見つかった場合、
ut_name と ut_host フィールドをクリアして、 ut_tv タイムスタンプフィールドを更新し、 (もし存在するならば)
ut_type フィールドを DEAD_PROCESS に更新する。
返り値
エントリーをデータベースに書き込むのに成功した場合、 logout() 関数は 1 を返す。 またエラーが起こった場合、0 を返す。
ファイル
- /var/run/utmp
-
ユーザーアカウントデータベース。 <paths.h> における _PATH_UTMP で設定されている。
- /var/log/wtmp
-
ユーザーアカウントログファイル。 <paths.h> における _PATH_WTMP で設定されている。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値
|
login(),
logout()
| Thread safety |
MT-Unsafe race:utent
sig:ALRM timer
|
In the above table, utent in race:utent signifies that if any of the
functions setutent(3), getutent(3), or endutent(3) are used in
parallel in different threads of a program, then data races could occur.
login() and logout() calls those functions, so we use race:utent to
remind users.
準拠
POSIX.1 にはない。 BSD 系に存在する。
注意
struct utmp のメンバ ut_user は、BSD では ut_name という名前である点に注意すること。 そのため
ut_name は <utmp.h> において ut_user のエイリアスとして定義されている。
関連項目
getutent(3), utmp(5)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
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- 名前
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- 書式
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- 説明
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- GNU 版の詳細
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- 返り値
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- ファイル
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- 属性
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- 準拠
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- 注意
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- 関連項目
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- この文書について
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