SIGWAIT

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2020-06-09
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名前

sigwait - シグナルを待つ  

書式

#include <signal.h>

 int sigwait(const sigset_t *set, int *sig);

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

sigwait():

glibc 2.26 以降:
    _POSIX_C_SOURCE >= 199506L
Glibc 2.25 以前:
    _POSIX_C_SOURCE
 

説明

sigwait() 関数は、シグナル集合 set で指定されたシグナルの一つが処理待ち (pending) になるまで、 呼び出したスレッドの実行を中断する。 この関数はそのシグナルを受け取り (つまり、処理待ちのシグナルのリスト からそのシグナルを削除し)、そのシグナル番号を sig に格納して返す。

sigwait() の動作は sigwaitinfo(2) と同じだが、以下の点が異なる。

*
sigwait() は、シグナルの内容を表す siginfo_t 構造体を返すのではなく、単にシグナル番号を返す。
*
返り値が sigwaitinfo(2) とは異なる。
 

返り値

成功すると、 sigwait() は 0 を返す。 エラーの場合、(「エラー」の節のリストにある) 正のエラー番号を返す。  

エラー

EINVAL
set に無効なシグナル番号が入っている。
 

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース属性
sigwait() Thread safetyMT-Safe
 

準拠

POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.  

注意

sigwait() は sigtimedwait(2) を使って実装されている。

The glibc implementation of sigwait() silently ignores attempts to wait for the two real-time signals that are used internally by the NPTL threading implementation. See nptl(7) for details.  

pthread_sigmask(3) を参照。  

関連項目

sigaction(2), signalfd(2), sigpending(2), sigsuspend(2), sigwaitinfo(2), sigsetops(3), signal(7)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。


 

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属性
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Time: 03:33:34 GMT, December 05, 2022