SETENV
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前
setenv - 環境変数を変更または追加する
 
書式
#include <stdlib.h>
int setenv(const char *name, const char *value, int overwrite);
int unsetenv(const char *name);
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):
setenv(), unsetenv():
- 
_POSIX_C_SOURCE >= 200112L
 || /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE
説明
setenv()  関数は、name が存在しない場合 環境変数 name に値 value を設定し、環境に追加する。
name が環境に存在する場合、overwrite が 0 以外ならば その値を value に変更し、overwrite が
0 ならば name の値を変更しない (setenv() は成功のステータスを返す)。 この関数は、 (putenv(3)
と違い)  name と value により参照される文字列のコピーを行う。
unsetenv()  関数は、変数 name を環境から削除する。 name
が環境にない場合、この関数は成功し、環境は変更されない。
 
返り値
関数 setenv() と unsetenv() は、成功すると 0 を返す。 エラーの場合は -1 を返し、 errno
を設定してエラーの原因を示す。
 
エラー
- EINVAL
- 
name が NULL であるか、長さが 0 の文字列を指しているか、 '=' 文字が含まれている。
- ENOMEM
- 
環境に新しい変数を追加するのに十分なメモリーがない。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
| インターフェース | 属性 | 値 
 | 
| setenv(),
unsetenv() | Thread safety | MT-Unsafe const:env 
 | 
 
準拠
POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, 4.3BSD.
 
注意
POSIX.1 は、 setenv()  や unsetenv()  がリエントラント (再入可能) であることを要求していない。
glibc 2.2.2 以前では、 unsetenv()  は 返り値が void のプロトタイプであった。 もっと最近の glibc
版は、「書式」セクションで示しているように POSIX.1 互換のプロトタイプである。
 
バグ
POSIX.1 では 「name に '=' 文字が含まれる場合、 setenv()  はエラー EINVAL
で失敗すべきである」と述べられている。 しかし 2.3.4 より前のバージョンの glibc では、 name に '='
文字が含まれるのを許している。
 
関連項目
clearenv(3), getenv(3), putenv(3), environ(7)
 
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
 Index
- 名前
- 
- 書式
- 
- 説明
- 
- 返り値
- 
- エラー
- 
- 属性
- 
- 準拠
- 
- 注意
- 
- バグ
- 
- 関連項目
- 
- この文書について
- 
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