WCPNCPY

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2019-03-06
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名前

wcpncpy - 固定長のワイド文字文字列をコピーし、その末尾を指すポインターを返す  

書式

#include <wchar.h>

wchar_t *wcpncpy(wchar_t *dest, const wchar_t *src, size_t n);

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

wcpncpy():

glibc 2.10 以降:
_POSIX_C_SOURCE >= 200809L
glibc 2.10 より前:
_GNU_SOURCE
 

説明

wcpncpy() 関数は、 stpncpy(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、src が指すワイド文字文字列から dest が指す ワイド文字文字列に、終端のヌルワイド文字 (L'\0') を含めて 最大 n 文字をコピーする。 ちょうど n 個のワイド文字が dest にコピーされる。 つまり、wcslen(src) の長さが n より小さければ、 dest が指す配列中の残りのワイド文字は L'\0' 文字で埋められる。 wcslen(src) の長さが n 以上ならば、dest が指す 文字列は L'\0' で終端されない。

これらの文字列は重なっていてはならない。

プログラマは、少なくとも n 個のワイド文字が入る領域を dest に確保しなければならない。  

返り値

wcpncpy() は、最後に書き込まれたワイド文字へのポインター、 すなわち dest+n-1 を返す。  

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース属性
wcpncpy() Thread safetyMT-Safe
 

準拠

POSIX.1-2008.  

関連項目

stpncpy(3), wcsncpy(3)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。


 

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Time: 03:33:35 GMT, December 05, 2022