WCTYPE
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2015-08-08
Index
JM Home Page
roff page
名前
wctype - ワイド文字の分類
書式
#include <wctype.h>
wctype_t wctype(const char *name);
説明
wctype_t 型は、ワイド文字が持っている、あるいは持っていない属性を表現する。 言い換えると、 wctype_t
型はワイド文字のクラスを表現する。 この型は本質的に実装依存であるが、特殊な値 (wctype_t) 0 は不正な属性を示す。 0 でない値を持つ
wctype_t を iswctype(3) 関数に渡すことによって、 与えられたワイド文字がその属性を持つかどうかを実際に
テストすることができる。
wctype() 関数は、名前によって与えられる属性を返す。有効な名前の集 合は現在のロケールの LC_CTYPE
カテゴリーに依存するが、以下の名前は全てのロケールで有効である。
"alnum" - クラス化関数 isalnum(3) を実現する
"alpha" - クラス化関数 isalpha(3) を実現する
"blank" - クラス化関数 isblank(3) を実現する
"cntrl" - クラス化関数 iscntrl(3) を実現する
"digit" - クラス化関数 isdigit(3) を実現する
"graph" - クラス化関数 isgraph(3) を実現する
"lower" - クラス化関数 islower(3) を実現する
"print" - クラス化関数 isprint(3) を実現する
"punct" - クラス化関数 ispunct(3) を実現する
"space" - クラス化関数 isspace(3) を実現する
"upper" - クラス化関数 isupper(3) を実現する
"xdigit" - クラス化関数 isxdigit(3) を実現する
返り値
wctype() 関数は、 name が有効ならば属性記述子を返す。 有効でなければ (wctype_t) 0 を返す。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値
|
wctype()
| Thread safety | MT-Safe locale
|
準拠
POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C99.
注意
wctype() の動作は、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリーに依存する。
関連項目
iswctype(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- 属性
-
- 準拠
-
- 注意
-
- 関連項目
-
- この文書について
-
This document was created by
man2html,
using the manual pages.
Time: 03:33:36 GMT, December 05, 2022