MSR

Section: Linux Programmer's Manual (4)
Updated: 2009-03-31
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msr - x86 CPU MSR へアクセスするためのデバイス  

説明

/dev/cpu/CPUNUM/msr は x86 CPU の モデル固有レジスター (model-specific registers; MSRs) の読み書きインターフェースを提供する。 CPUNUM はアクセスする CPU の番号で、 /proc/cpuinfo に表示される値である。

レジスターアクセスは、 ファイルをオープンし、 MSR 番号分だけファイルのオフセットを変更し、 8 バイト単位での読み書きを行う形で行われる。 つまり、 8 バイトを超える I/O 転送は、同じレジスターに対する複数回の読み書きとなる。

このファイルは保護されており、 root ユーザー、もしくは root グループのメンバだけが読み書きできる。  

注意

msr ドライバは自動ではロードされない。 モジュールが有効になったカーネルでは、 以下のコマンドを使って、 使用する前に明示的にドライバをロードする必要があるだろう。


 $ modprobe msr

 

関連項目

Intel CPU MSR の概要については Intel Corporation Intel 64 and IA-32 Architectures Software Developer's Manual Volume 3B Appendix B を参照。  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。


 

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Time: 03:33:32 GMT, December 05, 2022