HALT
Section: Linux System Administrator's Manual (8)
Updated: Nov 6, 2001
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名前
halt, reboot, poweroff - システムを停止する
書式
/sbin/halt
[-n]
[-w]
[-d]
[-f]
[-i]
[-p]
[-h]
/sbin/reboot
[-n]
[-w]
[-d]
[-f]
[-i]
/sbin/poweroff
[-n]
[-w]
[-d]
[-f]
[-i]
[-h]
説明
haltは、システムの終了を /var/log/wtmp ファイルに記録し、
カーネルにシステムの停止 (halt)、再起動 (reboot)、
電源断 (poweroff) のいずれかを行うよう命令する。
(訳注: reboot, poweroff は halt へのリンクであり、
動作はどの名前で起動したかによって決まる。)
システムのランレベルが 0 または 6 でないときに、
すなわちシステムが通常に動作しているときに
halt や reboot が呼び出されると、
代わりに shutdown(8) が
(-h や -r オプションを付けて) 起動される。
詳細は
shutdown(8)
の man ページを参照のこと。
この man ページではランレベル 0 および 6、
すなわちシステムのシャットダウンスクリプトが動作中の場合
における振舞いを説明する。
オプション
- -n
-
再起動または停止する前に sync しない。
- -w
-
実際には再起動または停止せずに、
wtmpレコード (/var/log/wtmp ファイル) への記録のみを行う。
- -d
-
wtmpレコードへの記録を行わない。
-n オプションを指定した場合は、
自動的に -d オプションも付けられる。
- -f
-
shutdown(8) を起動せず、強制的に halt または reboot する。
- -i
-
停止または再起動する直前に
全てのネットワークインターフェースを切断する。
- -h
-
停止または再起動する直前にシステムのすべてのハードディスクを
standby モードにする。
- -p
-
システムを停止する時に、電源を切る。
halt が poweroff という名前で起動された時はこれがデフォルトである。
返り値
スーパーユーザでない人が用いた場合は `must be superuser'
というメッセージが表示される。
注意
古い版の sysvinit では、
reboot や halt を直接呼び出してはならなかった。
2.74 版からは、システムのランレベルが 0 か 6 でない場合には
halt や reboot は shutdown を起動する。
このため
halt や reboot が現在のランレベルを認識できない場合
(例えば /var/run/utmp が正しく初期化されていない場合) には
shutdown が起動されることになるが、
これは望む動作とは異なるかもしれない。
強制的に halt や reboot を実行したい時には
-f オプションを使うこと。
-h オプションは停止または電源断の直前にすべてのハードディスクを
standby モードにする。
現在ではこの機能は IDE ドライブに対してのみ実装されている。
ハードディスクを standby モードにすると、
副作用としてディスクの write キャッシュがフラッシュされる。
これは IDE ドライブでは重要なことなのである。
カーネル自身は電源断の前に
write キャッシュのフラッシュを行わないからである。
halt プログラムはすべての IDE ディスクデバイスを検索するため、
/proc/ide/hd* を用いる。
すなわち halt や poweroff を呼ぶときには
/proc がマウントされている必要がある。
さもないと -h オプションは何もしない。
著者
Miquel van Smoorenburg, miquels@cistron.nl
関連項目
shutdown(8),
init(8)
Index
- 名前
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- 書式
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- 説明
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- オプション
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- 返り値
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- 注意
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- 関連項目
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