od [--help] [--version]
非 POSIX オプション:
od
[-abcdfhilox]
[FILE...]
od -C [--traditional] [FILE] [[+]OFFSET [[+]LABEL]]
出力のそれぞれの行では、 まず最も左のカラムに入力ファイルでのオフセットが書かれ、 ファイルのデータのグループが続く。デフォルトでは od はオフセットを 8 進数で、ファイルのデータのグループは 2 バイトずつ 8 進数で表す。
`z' を後置すると、どんな形式指定に対しても、 形式指定によって生成された行に 印刷可能文字での ASCII 文字表示を追加する。
`a' 形式は空白文字に `sp', 改行文字に `nl', null (ゼロ) バイトに `nul' 等を出力する。`c' ではこれらはそれぞれ ` ', `\n', `\0' となる。
`a' と `c' 以外のタイプについては、入力データから何バイト分を使うかを指定できる。 これには形式表示文字の後に 10 進の整数を後置する。 または C コンパイラの組み込みデータ型によってもサイズを指定できる。 以下のうちのどれかをタイプ指定の後に指定する。
整数 (`d', `o', `u', `x') については以下のどれか:
浮動小数点数 (`f') については以下のどれか:
たとえば以下の書式:
od --traditional [FILE] [[+]OFFSET[.][b] [[+]LABEL[.][b]]]
を使うと、最大 1 つのファイルと、オフセットおよび擬似スタートアドレス LABEL を指定できる。 デフォルトでは OFFSET は 8 進数と解釈され、 整形・出力する前にスキップする入力ファイルのバイト数を示す。 小数点を付加すると、 OFFSET は 10 進数とみなされる。 10 進の指定がなく、 offset が `0x' または `0X' で始まる場合は 16 進数と解釈される。 `b' が後置されると offset を 512 倍したバイト分がスキップされる。 LABEL 引き数も OFFSET のように解釈されるが、これはスタート地点の擬似アドレスを指定する。 擬似アドレスは通常のアドレスの後に括弧付きで表示される。