SLATTACH
Section: (8)
Updated: 12 Feb 1994
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名前
slattach - ネットワークインターフェースをシリアルラインにアタッチする
書式
slattach [-dehlLmnqv] [-c command] [-p proto] [-s speed] [tty]
説明
slattach
は小さなプログラムで、
は通常の端末回線 (「シリアルライン」) を、
ある種の「ネットワーク」モードで動作できるようにする。
これによって他のコンピュータとの point-to-point の接続が可能になる。
オプション
- [-c command]
-
接続が切断されたときに
command
を実行する。
リンクが落ちたときにスクリプトを実行し、接続を再確立するのに利用できる。
- [-d]
-
デバッグ出力を有効にする。
与えた設定が動作しない理由を調べるのに便利。
- [-h]
-
キャリアが失われたら終了する。
/dev/tty と /dev/cua 両デバイスで、
15 秒おきに直接キャリアの状態をモニターすることによって動作する。
- [-v]
-
詳細な出力を有効にする。シェルスクリプトに便利。
- [-q]
-
無言モードで動作する。全くメッセージを表示しない。
- [-l]
-
UUCP スタイルの、デバイスのロックファイルを
/var/lock に作成する。
- [-n]
-
"mesg n" コマンドと等価。
- [-m]
-
ラインを 8 ビット raw モードに初期化しない。
- [-e]
-
デバイスを初期化したらすぐに終了する。
通常の動作ではラインの切断を待つ。
- [-L]
-
3 線動作 (3 wire opearation) を有効にする。
端末を CLOCAL モードに移行し、
キャリア監視を無効にする。
(訳注: 3 線動作とは、
おそらく (Rx,Tx,GND) の 3 本の信号線で通信することでしょう)
- [-p proto]
-
ラインに用いるプロトコルを特定のものに指定する。
デフォルトは
cslip
すなわち compressed SLIP である。
他に指定可能な値には、
slip
(normal SLIP),
adaptive
(CSLIP/SLIP 自動認識),
ppp
(Point-to-Point プロトコル),
kiss
(AX.25 パケット無線端末のノードコントローラを用いて通信するプロトコル)
などである。
特殊な指定に
tty
があり、これはデバイスを通常のシリアル動作に戻す。
'ppp' モードを用いるのは通常は良くない。
ppp では、別に ppp デーモン
pppd
をラインでアクティブにする必要があるからである。
kiss 接続には、
axattach
プログラムを用いるほうが良い。
- [-s speed]
-
デフォルト以外の接続速度を指定する。
引数をひとつも与えないと、現在の端末回線 (通常はログインデバイス)
を用いる。引数を与えた場合は、その端末ポートを要求し、
ロックし、オープンしようとする。
ファイル
/dev/cua* /var/lock/LCK.*
バグ
今のところない。
関連項目
axattach(8),
dip(8),
pppd(8),
sliplogin(8)
著者
Fred N. van Kempen, <waltje@uwalt.nl.mugnet.org>
Alan Cox, <Alan.Cox@linux.org>
Miquel van Smoorenburg, <miquels@drinkel.ow.org>
George Shearer, <gshearer@one.net>
Yossi Gottlieb, <yogo@math.tau.ac.il>
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- オプション
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- ファイル
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- バグ
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- 関連項目
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- 著者
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