ATALKD
Section: Maintenance Commands (8)
Updated: 17 Nov 1995
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名前
atalkd - AppleTalk RTMP, NBP, ZIP, AEP の管理をする
書式
/usr/sbin/atalkd
[
-f
configfile
] [
-1
|
-2
]
説明
atalkd
は全てのユーザーレベル AppleTalk ネットワーク管理の責任を負う。
これには、ルーティング・名前の登録と照合・ゾーンの照合・
AppleTalk エコープロトコル
(ping(8)
に似たもの) が含まれる。
atalkd
は、通常、ブート時に
/etc/rc
から起動される。
最初に設定ファイル
/etc/netatalk/atalkd.conf
を読み込む。
設定ファイルがない場合、
atalkd
は使用可能な全てのインターフェースを設定しようと試み、
設定ファイルを作成する。
このファイルには 1 行に 1 つのインターフェースが並べて書かれている。
`#'
が最初にある行は、空行と同様に、無視される。
書式は以下の通り。
-
interface
[
-seed
] [
-phase
number
] [
-net
net-range
] [
-addr
address
] [
-zone
zonename
] ...
interface
以外のフィールドは省略可能である点に注意すること。
ループバックインターフェースは自動的に設定される。
-seed
を指定した場合、他の全てのフィールドが存在しなければならない。
ルータがこのシード情報を認めない場合、
atalkd
はブートせずに終了する。
-seed
が指定されない場合、他の全ての情報は自動設定で上書きされる。
-phase
オプションが指定されない場合、
コマンドラインで与えられるデフォルトのフェーズが使われる
(デフォルトは 2 である)。
-addr
は指定されているが、
-net
が指定されていない場合、
net-range
は 1 であると仮定する。
各インターフェースの最初の
-zone
ディレクティブは「デフォルト」ゾーンである。
フェーズ 1 では、1 つのゾーンしかない。
フェーズ 2 では、ネットワーク上の全てのルータは
デフォルトゾーンに設定され、これを認めなければならない。
atalkd
は、``*'' を第 1 インターフェースのデフォルトゾーンに対応づける。
注意:
マシンのデフォルトゾーンはローカルルータの設定によって決められる;
デフォルトゾーンがない場合、
afpd
のような各サービスは、個別に希望するゾーンを指定しなければならない。
nbp_name(3)
を参照すること。
ルーティング
既存の AppleTalk インターネットに netatalk ルータで接続している場合は、
適切なネットワークアドレスを取得するために、
まずはローカルのネットワーク管理者に相談すべきである。
atalkd
は、複数のインターフェースを設定することにより、
インターフェース間のルーティング機能を提供する。
各インターフェースは 1 〜 65279 の間で他と重ならない
net-range
を割り当てなければならない
(0 と 65535 は不正であり、
65280 〜 65534 のアドレスはスタートアップのために予約されている)。
最も小さく有効な
net-range
を選ぶのが最も良い。
つまり、イーサーネット上に 3 台のマシンがある場合、
1000-2000 という
net-range
を選んではならない。
各
net-range
には、それに割り当てられたゾーンの任意のリストが存在できる。
例
以下は sun4/40 の設定ファイルの例である。
マシンには 2 つのインターフェース
``le0'' と ``le1'' がある。
``le0'' インターフェースは、
ネットワーク上の他のルータによって自動的に設定される。
このマシンは ``le1'' インターフェースについてのみルーティングを行う。
-
le0
le1 -seed -net 9461-9471 -zone netatalk -zone Argus
2 つ以上のインターフェースがある場合、
atalkd
は自動的にルータとして動作する。
ファイル
- /etc/netatalk/atalkd.conf
-
設定ファイル
バグ
いくつかのシステムでは、atalkd が再起動できない。
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- ルーティング
-
- 例
-
- ファイル
-
- バグ
-
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