それぞれのエントリは、コロンで区切られた三つのフィールドからなる。 最初のフィールドはコンマで区切られた tty デバイスのリストで、 アスタリスクを指定した場合はあらゆる tty デバイスにマッチする。 二番目のフィールドはコンマで区切られたユーザ名のリストで、 アスタリスクを指定した場合はあらゆるユーザにマッチする。 三番目のフィールドは、 コンマで区切られたログインを許可時間のリストである。
アクセス時間の各エントリは、 Su, Mo, Tu, We, Th, Fr, Sa で略記されたゼロ個以上の曜日と、 ハイフンで区切られた 2 つの時刻とからなる。 月曜日から金曜日までを指定する Wk や、 全ての日を指定する Al という略記法を用いることもできる。 曜日の指定が無い場合は Al だとみなされる。
*:jfh:Wk0900-1700
次のエントリは、
root と oper 以外のユーザには、どの時間帯にも
/dev/console からのアクセスを許可しない。
この例は、/etc/porttime
ファイルがアクセス可能時間のリストを
どういう順序で扱うかも示している。
他の全てのユーザは二番目のエントリにマッチし、
したがって console からのアクセスは許可されない。
console:root,oper:Al0000-2400
console:*:
次のエントリは、
ユーザ games が、就業時間外なら
あらゆるポートからアクセスできるように指定している。
*:games:Wk1700-0900,SaSu0000-2400