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.TH COMM "1" "2021年5月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
.SH 名前
comm \- ソートされた二つのファイルを行単位に比較する
.SH 書式
.B comm
[\fI\,OPTION\/\fR]... \fI\,FILE1 FILE2\/\fR
.SH 説明
.\" Add any additional description here
.PP
ソートされたファイル FILE1 および FILE2 を一行ずつ比較します。
.PP
FILE1 と FILE2 の一方が \- の場合 (両方は不可)、標準入力から読み込みます。
.PP
オプションがない場合、3 列の出力を生成します。1 列目は FILE1 のみに
含まれる行、2 列目は FILE2 のみに含まれる行、3 列目は両方のファイル
に含まれる行となります。
.TP
\fB\-1\fR
1 列目を抑止する (FILE1 のみに含まれる行)
.TP
\fB\-2\fR
2 列目を抑止する (FILE2 のみに含まれる行)
.TP
\fB\-3\fR
3 列目を抑止する (両方のファイルに含まれる行)
.TP
\fB\-\-check\-order\fR
全ての行の組み合わせが一致していても、正しく
ソートされているかを確認する
.TP
\fB\-\-nocheck\-order\fR
入力が正しくソートされているかを確認しない
.TP
\fB\-\-output\-delimiter\fR=\fI\,STR\/\fR
列を STR で分割する
.TP
\fB\-\-total\fR
サマリーを表示する
.TP
\fB\-z\fR, \fB\-\-zero\-terminated\fR
行の区切りを改行でなく NUL にする
.TP
\fB\-\-help\fR
使い方を表示して終了する
.TP
\fB\-\-version\fR
バージョン情報を表示して終了する
.PP
注: 比較の際には 'LC_COLLATE' で指定されたルールが使用されます。
.SH 例
.TP
comm \-12 file1 file2
file1 と file2 の両方に存在する行のみを表示する
.TP
comm \-3
file1 file2 file1 にのみ存在する行と file2 のみに存在する行を表示する
.PP
GNU coreutils のオンラインヘルプ:
翻訳に関するバグは に連絡してください。
詳細な文書
(ローカルでは info '(coreutils) comm invocation' で参照可能)。
.SH 作者
作者 Richard M. Stallman および David MacKenzie。
.SH 著作権
Copyright \(co 2020 Free Software Foundation, Inc.
ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later .
.br
This is free software: you are free to change and redistribute it.
There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
.SH 関連項目
join(1), uniq(1)
.PP
.B comm
の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
.B info
および
.B comm
のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
.IP
.B info comm
.PP
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。