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.TH MKTEMP "1" "2021年5月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
.SH 名前
mktemp \- 一時ファイルや一時ディレクトリを作成する
.SH 書式
.B mktemp
[\fI\,OPTION\/\fR]... [\fI\,TEMPLATE\/\fR]
.SH 説明
.\" Add any additional description here
.PP
一時ファイルまたは一時ディレクトリを安全に作成し、その名前を表示します。
TEMPLATE 文字列は最後に連続した 'X' を最低 3 個は含まなければいけません。
TEMPLATE が指定されない場合、tmp.XXXXXXXXXX が使用され、
\fB\-\-tmpdir\fR が暗黙のうちに指定されます。
ファイルは u+rw から umask の設定を差し引いたものが作成されます。
ディレクトリは u+rwx から umask の設定を差し引いたものが作成されます。
.TP
\fB\-d\fR, \fB\-\-directory\fR
ファイルではなく、ディレクトリを作成する
.TP
\fB\-u\fR, \fB\-\-dry\-run\fR
名前のみ表示し、何も作成しない (安全ではない)
.TP
\fB\-q\fR, \fB\-\-quiet\fR
ファイルまたはディレクトリ作成失敗のメッセージを抑止する
.TP
\fB\-\-suffix\fR=\fI\,SUFF\/\fR
TEMPLATE に SUFF を追加する。 SUFF にスラッシュ (/) が含まれては
いけない。 TEMPLATE の最後に X が含まれていない場合、
このオプションが暗黙に有効になる
.TP
\fB\-p\fR DIR, \fB\-\-tmpdir\fR[=\fI\,DIR\/\fR]
TEMPLATE を DIR に対する相対パスとして扱う。DIR が指定
されていない場合、 $TMPDIR が設定されていれば $TMPDIR が使用され、
設定されていなければ \fI\,/tmp\/\fP が使用される。
このオプションを使用する場合、 TEMPLATE は絶対パスであってはならない。
\fB\-t\fR と異なり、 TEMPLATE にはスラッシュ (/) を含めることができるが、
mktemp は最後の要素のみ作成し、途中のディレクトリは作成しない。
.TP
\fB\-t\fR
TEMPLATE を (ディレクトリ部分を含まない) ファイル名として解釈する。
$TMPDIR が設定されている場合には $TMPDIR、そうでない場合は
\fB\-p\fR オプションで指されているディレクトリが使用され、
どちらも指定されていない場合は \fI\,/tmp\/\fP (非推奨)、
からの相対パスと解釈される。
.TP
\fB\-\-help\fR
使い方を表示して終了する
.TP
\fB\-\-version\fR
バージョン情報を表示して終了する
.PP
GNU coreutils のオンラインヘルプ:
翻訳に関するバグは に連絡してください。
詳細な文書
(ローカルでは info '(coreutils) mktemp invocation' で参照可能)。
.SH 作者
作者 Jim Meyering および Eric Blake。
.SH 著作権
Copyright \(co 2020 Free Software Foundation, Inc.
ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later .
.br
This is free software: you are free to change and redistribute it.
There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
.SH 関連項目
mkstemp(3), mkdtemp(3), mktemp(3)
.PP
.B mktemp
の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
.B info
および
.B mktemp
のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
.IP
.B info mktemp
.PP
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。