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.TH RUNCON "1" "2021年5月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
.SH 名前
runcon \- 指定されたセキュリティコンテキストでコマンドを実行する
.SH 書式
.B runcon
\fI\,CONTEXT COMMAND \/\fR[\fI\,args\/\fR]
.br
.B runcon
[ \fI\,-c \/\fR] [\fI\,-u USER\/\fR] [\fI\,-r ROLE\/\fR] [\fI\,-t TYPE\/\fR] [\fI\,-l RANGE\/\fR] \fI\,COMMAND \/\fR[\fI\,args\/\fR]
.SH 説明
指定したセキュリティコンテキストで COMMAND を実行します。
セキュリティコンテキストは、完全に指定する方法と、
現在もしくは遷移セキュリティコンテキストを元に
変更する LEVEL, ROLE, TYPE, USER を指定する方法があります。
.PP
\fI-c\fR, \fI-t\fR, \fI-u\fR, \fI-r\fR, \fI-l\fR がどれも指定されていない場合、
最初の引き数が完全なコンテキストとして使用されます。
\fICOMMAND\fR より後ろに追加で引き数を指定することができ、
これらは実行するコマンドへの引き数として渡されます。
.PP
実行が成功するには、コンテキストを注意深く選択しなければならない点に
注意して下さい。
.PP
プログラムを異なるセキュリティコンテキストで実行します。
CONTEXT も COMMAND も指定しない場合は現在のセキュリティコンテキストを表示
します。
.PP
長いオプションで必須となっている引数は短いオプションでも必須です。
.TP
CONTEXT
完全なセキュリティコンテキスト
.TP
\fB\-c\fR, \fB\-\-compute\fR
修正前にコンテキスト移行処理を計算する
.TP
\fB\-t\fR, \fB\-\-type\fR=\fI\,TYPE\/\fR
タイプ (親のロールと同じにするために使用する)
.TP
\fB\-u\fR, \fB\-\-user\fR=\fI\,USER\/\fR
ユーザ識別情報
.TP
\fB\-r\fR, \fB\-\-role\fR=\fI\,ROLE\/\fR
ロール
.TP
\fB\-l\fR, \fB\-\-range\fR=\fI\,RANGE\/\fR
レバレッジ
.TP
\fB\-\-help\fR
使い方を表示して終了する
.TP
\fB\-\-version\fR
バージョン情報を表示して終了する
.PP
GNU coreutils のオンラインヘルプ:
翻訳に関するバグは に連絡してください。
詳細な文書
(ローカルでは info '(coreutils) runcon invocation' で参照可能)。
.SH 作者
作者 Russell Coker。
.SH 著作権
Copyright \(co 2020 Free Software Foundation, Inc.
ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later .
.br
This is free software: you are free to change and redistribute it.
There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
.SH 関連項目
.B runcon
の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
.B info
および
.B runcon
のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
.IP
.B info runcon
.PP
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。