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.TH DIFF3 1 2021/08 "diffutils 3.8" ユーザーコマンド
.SH 名前
diff3 \- 3 ファイルの行単位による比較
.SH 書式
\fBdiff3\fP [\fIOPTION\fP]... \fIMYFILE OLDFILE YOURFILE\fP
.SH 説明
3 つのファイルを行単位で比較します。
.PP
ロングオプションにおいて必須の引数であるものは、 ショートオプションにおいても必須です。
.TP
\fB\-A\fP, \fB\-\-show\-all\fP
すべての違いを出力します。 衝突しているものはブラケットでくくります。
.TP
\fB\-e\fP, \fB\-\-ed\fP
OLDFILE から YOURFILE への変更を MYFILE に組み入れるための ed スクリプトを出力します。
.TP
\fB\-E\fP, \fB\-\-show\-overlap\fP
\fB\-e\fP と同様ですが、 衝突はブラケットでくくります。
.TP
\fB\-3\fP, \fB\-\-easy\-only\fP
\fB\-e\fP と同様ですが、 重ならない部分の変更だけを組み入れます。
.TP
\fB\-x\fP, \fB\-\-overlap\-only\fP
\fB\-e\fP と同様ですが、 重なる部分の変更だけを組み入れます。
.TP
\fB\-X\fP
\fB\-x\fP と同様ですが、 衝突はブラケットでくくります。
.TP
\fB\-i\fP
ed スクリプトに対して 'w' と 'q' のコマンドを追加します。
.TP
\fB\-m\fP, \fB\-\-merge\fP
マージしたファイルを出力します。 他にオプションが指定されていなければ、 \fB\-A\fP に従った処理を行います。
.TP
\fB\-a\fP, \fB\-\-text\fP
ファイルはすべてテキストファイルとして扱います。
.TP
\fB\-\-strip\-trailing\-cr\fP
入力における文末のキャリッジリターンを取り除きます。
.TP
\fB\-T\fP, \fB\-\-initial\-tab\fP
タブ文字を出力することで、タブ位置を揃えます。
.TP
\fB\-\-diff\-program\fP=\fIPROGRAM\fP
ファイル比較に PROGRAM を使います。
.TP
\fB\-L\fP, \fB\-\-label\fP=\fILABEL\fP
ファイル名とタイムスタンプの代わりに LABEL を使います (3 つまで指定可)。
.TP
\fB\-\-help\fP
ヘルプを表示して終了します。
.TP
\fB\-v\fP, \fB\-\-version\fP
バージョン情報を出力して終了します。
.PP
デフォルトの出力書式は、 ある程度わかりやすい表現で変更点を示しています。
.PP
\fB\-e\fP, \fB\-E\fP, \fB\-x\fP, \fB\-X\fP の各オプション (と対応するロングオプション) は、 デフォルトの場合とは違って ed
スクリプトを出力します。
.PP
\fB\-m\fP (\fB\-\-merge\fP) オプションは、 diff3 の処理にあたって内部的なマージを行って、 その結果をファイル出力します。
通常ではない入力に対しては、 この結果の方が ed を用いる場合よりも安全です。
.PP
FILE に '\-' を指定した場合は、 標準入力からの読み込みが行われます。 終了ステータスは、 入力ファイルの内容が同じであれば 0、
異なっていれば 1、 何か問題が発生すれば 2 です。
.SH 著者
Randy Smith
.SH バグ報告
バグ報告は bug\-diffutils@gnu.org までお願いします。
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GNU diffutils ホームページ:
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GNU ソフトウェアの全般的なヘルプ:
.SH 著作権
Copyright \(co 2021 Free Software Foundation, Inc. License GPLv3+: GNU GPL
version 3 or later .
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This is free software: you are free to change and redistribute it. There is
NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
.SH 関連項目
cmp(1), diff(1), sdiff(1)
.PP
\fBdiff3\fP の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。 \fBinfo\fP と \fBdiff3\fP
の両プログラムが適切にインストールされていれば、 以下のコマンド
.IP
\fBinfo diff3\fP
.PP
を実行して完全なマニュアルを参照できます。