.\" .\" Japanese Version Copyright (c) 1997 Atsushi KAMOSHIDA .\" all rights reserved. .\" Translated Mon Feb 10 19:56:44 JST 1997 .\" by Atsushi KAMOSHIDA .TH NOHUP 1L "GNU Shell Utilities" "FSF" \" -*- nroff -*- .SH 名前 nohup \- ハングアップ信号に影響されずにコマンドを実行し、ttyに出力しない .SH 書式 .B nohup command [arg...] .br .B nohup {\-\-help,\-\-version} .SH 説明 このマニュアルは GNU 版の .BR nohup について述べている。 .B nohup は,ログ アウトした後もバックグランドでコマンドが実行されるように,ハングアップ 信号を無視し,優先度を +5 して与えられた .I command を実行する。 標準出力が tty のときは,標準出力と標準エラー出力は 'nohup.out' へ追加書 き込みされるようにリダイレクトされる。'nohup.out' へ書き込めない場 合は '$HOME/nohup.out' へ追加書き込みする。それでも書き込めない場合 は,実行を中止する。 .PP .B nohup が 'nohup.out' もしくは '$HOME/nohup.out' を生成したときは,その ファイルは group と other に対してアクセスできないようにする。すで に存在するときはファイルのパーミッションの変更はしない。 .PP .B nohup は自動的にバックグランドになってコマンドを実行しないので,明示 的に `&' をつけなければならない。 .SS オプション GNU .B nohup は 1 つの引数を与えられて実行されたとき,次のようなオプショ ンが認識される。 .TP .I "\-\-help" 使用方法を標準出力に表示し,正常に終了する。 .TP .I "\-\-version" バージョンを表示し,正常に終了する。