.\" You may copy, distribute and modify under the terms of the LDP General .\" Public License as specified in the LICENSE file that comes with the .\" gnumaniak distribution .\" .\" The author kindly requests that no comments regarding the "better" .\" suitability or up-to-date notices of any info documentation alternative .\" is added without contacting him first. .\" .\" (C) 1999-2002 Ragnar Hojland Espinosa .\" .\" GNU chroot man page .\" man pages are NOT obsolete! .\" .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2000 NAKANO Takeo all rights reserved. .\" Translated Sun 12 Mar 2000 by NAKANO Takeo .\" Update & Modified Sat Jan 17 18:08:54 JST 2004 .\" by Yuichi SATO .\" .TH chroot 1 "18 June 2002" "GNU Shell Utilities 2.1" .SH 名前 chroot \- ルートディレクトリを変更してコマンドを実行する。 .SH 書式 .BI chroot " directory " [ "command " [ args ]...] .sp .B chroot [\-\-help] [\-\-version] .SH 説明 .B chroot はルートディレクトリを指定してコマンドを実行する。 多くのシステムでは、スーパーユーザーだけがこれを行える。 通常、ファイル名はディレクトリ構造のルート (root=根)、つまり `/' を起点として調べられる。 .B chroot はこのルートをディレクトリ .I directory に変更して .I command を実行する .RI ( directory は存在するディレクトリでなければならない)。 オプション .I args を指定することもできる。 .I command が指定されないと、デフォルトは .B SHELL 環境変数の値となる。 この変数が設定されていなければ、`/bin/sh' を `\-i' オプションを指定して実行する。 chroot jail から起動されたプロセスが システムライブラリにアクセスできないという状況は、 非常にありがちなので注意すること。 .SH オプション .TP .B "\-\-help" 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。 .TP .B "\-\-version" 標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。 .SH 注意 プログラムのバグについては bug-sh-utils@gnu.org に報告してください。 ページの更新は Ragnar Hojland Espinosa が行っています。