.\" Copyright Andries Brouwer, A. Wik 1998, Ragnar Hojland Espinosa 1998-2002 .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 1999 Kazuyuki Tanisako .\" all rights reserved. .\" Translated Sun Aug 22 12:42 JST 1999 .\" by Kazuyuki Tanisako .\" .\" This file may be copied under the conditions described .\" in the LDP GENERAL PUBLIC LICENSE, Version 1, September 1998 .\" that should have been distributed together with this file. .\" .TH DIRCOLORS 1 "18 June 2002" "GNU fileutils 4.1" .SH "名前" dircolors \- `ls' コマンドのカラー出力の設定 .SH "書式" .B dircolors .B [\-b] [\-\-sh] [\-\-bourne\-shell] .B [\-c] [\-\-csh] [\-\-c\-shell] .B [\-p] [\-\-print\-database] .B [\-\-help] [\-\-version] .BI [ FILE ] .SH "説明" .B dircolors コマンドは .B ls (及び .BR dir、 等) コマンド用に、希望するカラー出力を得るためのシェルコマンドのシーケンスを出力する。 .br .RS eval `dircolors [OPTION]... [FILE]` .RE .PP .I FILE を指定すると、 .B dircolors はファイルタイプや拡張子に応じたカラーを決めるためにそれを読む。指定しない場合には 予めプログラムに組み込まれたデータが使われる。これらのファイルの書式についての詳細は `dircolors --print-database'を実行する。 .PP 出力は環境変数 .B LS_COLORS を設定するシェルコマンドである。コマンドのオプションでどのシェル用かを指定することができ、 指定しないと .B dircolors は環境変数 .B SHELL の値から推測する。 .PP このコマンドを実行後、`ls --color' (これを ls コマンドとエイリアスするのも良い) は希望したカラーでファイルをリスト出力する。 .PP .SH "オプション" .TP .B "\-b, \-\-sh, \-\-bourne\-shell" Bourneシェル用コマンドを出力する。環境変数 .B SHELL に値が設定されていて .I csh もしくは .IR tcsh のいずれでも終っていない場合にはこれが標準である。 .TP .B "\-c, \-\-csh, \-\-c\-shell" Cシェル用コマンドを出力する。環境変数 .B SHELL の値が .I csh もしくは .IR tcsh のいずれかで終っている場合にはこれが標準である。 .TP .B "\-p, \-\-print\-database" 読み込まれている標準のカラー構成情報を出力する。この出力はそれ自身で有効な構成ファイル となっており、設定できることについてかなり説明されている。 .SH "GNU 標準オプション" .TP .B "\-\-help" 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。 .TP .B "\-\-version" 標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。 .TP .B "\-\-" オプションリストを終了する。 .SH "環境変数" 変数 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE, LC_MESSAGES が通常の意味を持つ。 変数 LS_COLORS は .BR ls コマンドに情報を渡すために使われる。 .SH "準拠" .BR ls (1) コマンドのカラー出力は GNU での拡張である。 .SH "関連項目" .BR ls (1) .SH "注意" このページでは fileutils-4.1 パッケージでの .B dircolors コマンドについて説明している; その他のバージョンでは少し違いがあるかもしれない。修正や 追加は aeb@cwi.nl と aw@mail1.bet1.puv.fi そして ragnar@ragnar-hojland.com 宛てメイルしてください。プログラムのバグについては bug-fileutils@gnu.org へ報告してください。