.\" Copyright Andries Brouwer, A. Wik 1998, Ragnar Hojland Espinosa 1998-2002 .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 1999 Kazuyuki Tanisako .\" all rights reserved. .\" Translated Sun Aug 22 12:42 JST 1999 .\" by Kazuyuki Tanisako .\" Updated & Modified Sat Jan 17 12:53:09 JST 2004 .\" by Yuichi SATO .\" .\" This file may be copied under the conditions described .\" in the LDP GENERAL PUBLIC LICENSE, Version 1, September 1998 .\" that should have been distributed together with this file. .\" .\"WORD: options オプション .\"WORD: shortest form 簡略形式 .\"WORD: mode アクセス権 .\" .TH MKDIR 1 "18 June 2002" "GNU fileutils 4.1" .SH "名前" mkdir \- ディレクトリを作成する .SH "書式" .BI "mkdir [" options "] " directory... .sp POSIX オプション: .BI "[\-p] [\-m " mode ] .sp GNU オプション (簡略形式): .BI "[\-pv] [\-m " mode "]" .BI "[\-\-help] [\-\-version] [\-\-]" .SH "説明" .B mkdir コマンドは指定した名前でディレクトリを作成する。 .PP 作成されたディレクトリのアクセス権は、特に指定がない場合、 0777 (`a+rwx') から umask にセットされているビットを引いたものになる。 .SH "オプション" .TP .BI "\-m " mode ", \-\-mode=" mode 作成したディレクトリのアクセス権を .IR mode で指定して設定する。 このアクセス権は .BR chmod (1) コマンドと同様にシンボルを使い指定できる。 その時標準のアクセス権を初期値として使う。 .TP .B "\-p, \-\-parents" 引き数に指定した各々の .I directory で、存在しない親ディレクトリも含めて作成する。 作成された親ディレクトリのアクセス権は、 umask の値に `u+wx' としたものが設定される。 すでに存在するディレクトリに対応する引き数は無視される。 (従って、ディレクトリ /a が存在する場合に `mkdir /a' とするとエラーとなるが、 `mkdir -p /a' とするとエラーにならない。) .TP .B "\-v, \-\-verbose" 作成したディレクトリごとにメッセージを表示する。 このオプションは .B "\-\-parents" を一緒に指定するととても役立つ。 .SH "GNU 標準オプション" .TP .B "\-\-help" 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。 .TP .B "\-\-version" 標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。 .TP .B "\-\-" オプションリストを終了する。 .SH "環境変数" 変数 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE, LC_MESSAGES が通常の意味を持つ。 .SH "準拠" POSIX 1003.2 .SH "注意" このページでは fileutils-4.1 パッケージでの .B mkdir コマンドについて説明している。 その他のバージョンでは少し違いがあるかもしれない。 修正や追加は aeb@cwi.nl, aw@mail1.bet1.puv.fi, ragnar@ragnar-hojland.com 宛てにメールで連絡してほしい。 プログラムのバグについては bug-fileutils@gnu.org へ報告してほしい。