.\" You may copy, distribute and modify under the terms of the LDP General .\" Public License as specified in the LICENSE file that comes with the .\" gnumaniak distribution .\" .\" The author kindly requests that no comments regarding the "better" .\" suitability or up-to-date notices of any info documentation alternative .\" is added without contacting him first. .\" .\" (C) 1998-2002 Ragnar Hojland Espinosa .\" .\" sync man page .\" man pages are NOT obsolete! .\" .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 1999 Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated Sun Oct 31 20:14:11 JST 1999 .\" by Yuichi SATO .\" .TH SYNC 1 "18 June 2002" "GNU fileutils 4.1" .SH 名前 \fBsync\fR \- ファイルシステムのメモリバッファをディスクと同期させる .SH 書式 .BR sync " [" \-\-help "] [" \-\-version ] .SH 説明 .B sync はメモリにあるファイルシステムのデータバッファを ディスクにフラッシュすることをカーネルに要求する。 このフラッシュには、変更されたスーパーブロック・変更された inode・ 遅延した書き込みが含まれる (他にもあるかもしれない)。 カーネルは (比較的遅い) ディスクの読み書きを避けるため、 データをメモリに保持する。 これにより性能は向上するが、コンピュータがクラッシュした場合、 結果としてデータが損失したりファイルシステムが壊れたりするかもしれない。 \fBsync\fR はメモリにある内容すべてがディスクに書き込まれることを保証する。 通常、システムの終了には \fBshutdown\fR(8) や \fBhalt\fR(8) のような シャットダウンコマンドを稼働させるが、これ以外の方法で システムを終了しようとする場合には、このコマンドを呼び出すべきである (シャットダウンコマンドはシステムの停止前に同期を行わせている)。 このコマンドは\fB単なる\fR要求でしかないことに注意すること。 \fBsync\fR(1) はカーネルシステムコール \fBsync\fR(2) を呼び出し、 カーネルがフラッシュの予定を立てる。 したがって、\fBsync\fR コマンドはバッファが実際にフラッシュされる前に 返ってくるかもしれない。 .SH オプション .TP .B "\-\-help" 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。 .TP .B "\-\-version" 標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。 .SH 関連項目 \fBhalt\fR(8), \fBshutdown\fR(8), \fBsync\fR(2) .SH 注意 プログラムのバグについては へ報告してください。 .br これは Ragnar Hojland Espinosa による マニュアルページである。