.\" Man page for manpath .\" .\" Copyright (C), 1995, Graeme W. Wilford. (Wilf.) .\" .\" You may distribute under the terms of the GNU General Public .\" License as specified in the COPYING file that comes with the .\" man_db distribution. .\" .\" Sun Jan 22 22:15:17 GMT 1995 Wilf. (G.Wilford@ee.surrey.ac.uk) .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 1998 NAKANO Takeo all rights reserved. .\" Translated Fri 25 Sep 1998 by NAKANO Takeo .\" Modified Sun 6 Dec 1998 by NAKANO Takeo .\" .\"WORD: hierarchy 階層 .\" .TH manpath 1 "July 12th, 1995" "2.3.10" "Manual pager utils" .SH 名前 manpath \- マニュアルページの検索パスを決定する .SH 書式 .B manpath .RB [\| \-qgdc \|] .RB [\| \-m .IR system \|[\|,.\|.\|.\|]\|] .SH 説明 .B manpath は、環境変数 .RB $ MANPATH が設定されている場合にはその内容を表示して警告を出す。 それ以外の場合には、マニュアルページ階層 (hierarchy) の検索パスを適切に決定して、その結果を表示する。 コロンで区切られたパスのリストが、 man_db の設定ファイル .RI ( "/etc/manpath.config" ) と、ユーザーの環境とから決定される。 .SH オプション .TP .B \-q, \-\-quiet 警告を表示しない。 .TP .B \-d, \-\-debug デバッグ情報を生成する。 .TP .B \-c, \-\-catpath manpath に対して catpath を生成する。 まず manpath を決定して、それに含まれるパス要素を、 それぞれ対応する catpath に変換する。 .TP .B \-g, \-\-global man_db の設定ファイル中で、 `global' という名前がついているものを すべて含んだ manpath を生成する。 .PP .B \-m .I system\c .RB \|[\|,.\|.\|.\|]\| , .BI \-\-systems= system\c \|[\|,.\|.\|.\|] .RS 現在のシステムから、他のオペレーティングシステムについてのマニュアル 階層にアクセスできる場合には、このオプションをつければそれらが .BR manpath の出力に含まれる。 例えば NewOS のマニュアルページ階層を検索する場合には、 .B \-m .B NewOS のようなオプションを指定すればよい。 .I system には複数のオペレーティングシステムをコンマで区切った形式で指定できる。 ネイティブのオペレーティングシステムのマニュアルページ階層を 含ませる場合は、システム名として .B man を引き数文字列に加える必要がある。 このオプションは .BR $ SYSTEM 環境変数を上書きする。 .RE .TP .B \-h, \-\-help ヘルプメッセージを表示して終了する。 .TP .B \-V, \-\-version バージョンと著者に関する情報を表示する。 .SH 環境変数 .TP .B SYSTEM .RB $ SYSTEM 環境変数が設定されている場合には、その内容が .B \-m オプションの引き数として指定された場合と同じ効力を持つ。 .TP .B MANPATH .RB $ MANPATH が設定されていると、 .B manpath はその値を表示し、検索パスをその場で決定することはしない。 .SH ファイル .TP \w'/etc/manpath.config'u+2n .I /etc/manpath.config システムの設定ファイル。 .SH 関連項目 .BR apropos (1), .BR whatis (1), .BR man (1) .SH 著者 Wilf. (G.Wilford@ee.surrey.ac.uk)