.\" Copyright (c) 1980, 1991 The Regents of the University of California. .\" All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by the University of .\" California, Berkeley and its contributors. .\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE .\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL .\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS .\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" from: @(#)fingerd.8 6.4 (Berkeley) 3/16/91 .\" $Id: fingerd.8,v 1.1.1.1 2000/10/19 08:22:16 ysato Exp $ .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2000 Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated Mon Dec 11 04:32:48 JST 2000 .\" by Yuichi SATO .\" .Dd August 29, 1996 .Dt FINGERD 8 .Os "Linux NetKit (0.17)" .Sh 名前 .Nm fingerd .Nd リモートユーザー情報のサーバ .Sh 書式 .Nm fingerd .Op Fl wulf .Op Fl pL Ar path .Op Fl t Ar timeout .Sh 説明 .Nm fingerd は、多くのネットワークサイトの .Dq finger プログラムのインターフェースを提供する .%T RFC1196 に基づく簡単なデーモンである。 このプログラムは、ある時点でのシステムと特定の人物の両方について、 親しみやすく人が読みやすい状態レポートを返す。 .Pp .Fl w オプションが指定されると、 .Nm fingerd が実行されているシステムの (稼働時間、 オペレーティングシステムの名前・リリース番号といった) いくつかの情報を表示する .Dq Welcome to ... というバーナーをリモートユーザーに表示する。 このバーナーはクラッカーにとって有用となりえる情報を与えるので、 セキュリティ上のリスクと考えるサイトもあるかもしれない。 .Pp .Fl u オプションが指定されると、 .Dq finger @host という形式のリクエストは拒否される。 .Pp .Fl l オプションが指定されると、リクエストされたという情報がログに記録される。 このオプションは、ユーザーのプライバシーの侵害になるかもしれないので、 複数のユーザーが使う計算機では使用すべきでない。 .Pp .Fl f オプションが指定されると、 finger のフォワード (user@host1@host2) が許可される。 ファイアーウォールの後ろにある計算機に対しては役に立つが、 セキュリティやリソースの点から考えると、賢明ではないかもしれない。 .Pp .Fl p オプションを使うと、fingerd が .Dq finger プログラムを見つけるために、別な場所を指定することが可能になる。 .Fl L オプションと等価である。 .Pp .Fl t オプションにより、接続を閉じる前にリクエストを待つ時間を指定する。 値が 0 の場合は、永久に待ち続ける。 デフォルトは 60 秒である。 .Pp fingerd のオプションは .Pa /etc/inetd.conf で指定すべきである。 .Pp finger プロトコルは、大部分がコマンド引き数の指定で構成されている。 .Dq スーパーサーバ である .Xr inetd 8 は、79 番ポートで受け取った .Tn TCP リクエストに対して、 .Nm fingerd を実行する。 一度接続されると、 .Nm fingerd は .Aq Tn CRLF で終端されている 1 行を読み込む。 この行は .Xr finger 1 に渡される。 fingerd は、出力が終るとすぐに接続を閉じる。 .Pp 行が空行の場合 (つまり .Aq Tn CRLF だけが送られた場合)、 .Xr finger は、 .Dq デフォルトの 報告 (その時点でシステムにログインしている全員のリスト) を返す。 この機能は、 .Fl u オプションを使うと無効にされる。 .Pp (例えば .Pf eric Aq Tn CRLF のように) ユーザー名が指定されると、 そのユーザーがログインしているか否かに係わらず、 指定した特定のユーザーについてのみ詳細な情報をリストする。 コマンドラインで指定できる .Dq 名前 は .Dq ログイン名 と .Dq ユーザー名 のどちらでもよい。 名前が曖昧な場合は、マッチするもの全てについての情報が返される。 .Sh 関連項目 .Xr finger 1 , .Xr inetd 8 .Sh 制限 サーバに対して、 .Tn TIP や、それと同じくらいに見識の狭い .Tn TELNET Ns プロトコル を使ったユーザープログラムで接続すると、 サーバーにオプションネゴシエーションを送る意味のない試みをすることになり、 不正なコマンドライン解釈を行わせることになる。 .Sh 履歴 finger デーモンは .Bx 4.3 で登場した。 .Sh 翻訳者謝辞 この man ページの翻訳にあたり、 FreeBSD jpman project による翻訳を参考にさせていただいた。