.\" from: @(#)rpcinfo.8c 2.2 88/08/03 4.0 RPCSRC; from 1.24 88/02/25 SMI .\" $Id: rpcinfo.8,v 1.1.1.1 2000/10/19 08:22:16 ysato Exp $ .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 2001 Yuichi SATO .\" all rights reserved. .\" Translated Sun Jan 14 21:16:31 JST 2001 .\" by Yuichi SATO .\" .Dd December 17, 1987 .Dt RPCINFO 8 .Os "Linux NetKit (0.17)" .Sh 名前 .Nm rpcinfo .Nd RPC 情報を表示する .Sh 書式 .Nm rpcinfo .Fl p .Op Ar host .Nm rpcinfo .Op Fl n Ar portnum .Fl u Ar host .Ar program .Op Ar version .Nm rpcinfo .Op Fl n Ar portnum .Fl t Ar host .Ar program .Op Ar version .Nm rpcinfo .Fl b .Ar program version .Nm rpcinfo .Fl d .Ar program version .Sh 説明 .Nm rpcinfo は、 .Tn RPC サーバに対して .Tn RPC 呼び出しを行い、得られた情報を表示する。 .Sh オプション .Bl -tag -width indent .It Fl p .Ar host の portmapper を検出し、 そこに登録されている全ての .Tn RPC プログラムの一覧を表示する。 .Ar host が指定されていない場合、 .Xr hostname 1 で返される値がデフォルトになる。 .It Fl u .Tn UDP を用いて、指定した .Ar host 上の .Ar program の手続き 0 に対し、 .Tn RPC 呼び出しを行う。 そして、応答があったか否かを報告する。 .It Fl t .Tn TCP を用いて、指定した .Ar host 上の .Ar program の手続き 0 に対し、 .Tn RPC 呼び出しを行う。 そして、応答があったか否かを報告する。 .It Fl n .Fl t や .Fl u オプションのポート番号として、 portmapper に与えられたポート番号ではなく、 .Ar portnum を使う。 .It Fl b .Tn UDP を用いて、引き数 .Ar program と .Ar version で指定されたプログラムの手続き 0 に対して、 .Tn RPC ブロードキャストを行う。 そして、応答があった全てのホストについて報告する。 .It Fl d .Ar program と .Ar version で指定された .Tn RPC サービスについて登録を削除する。 このオプションは、スーパーユーザーだけが実行できる。 .El .Pp 引き数 .Ar program は、名前・番号のいずれでも構わない。 .Pp .Ar version が指定された場合、 .Nm rpcinfo は指定された .Ar program のそのバージョンの呼び出しを試みる。 .Ar version が指定されていない場合、 .Nm rpcinfo は、指定された .Ar program に対してバージョン 0 の呼び出しを行うことにより、 登録されている全てのバージョン番号を検索しようと試みる (この場合、バージョン 0 が存在しないことを仮定している。 もし存在すれば、 .Ar rpcinfo は、代わりに極端に高いバージョン番号に対して呼び出しを行うことで、 この情報を取得しようとする)。 さらに、 .Nm rpcinfo は、登録されている各バージョンについて呼び出しを行おうとする。 注意: .Fl b と .Fl d オプションでは、バージョン番号が必要である。 .Sh 例 ローカルマシンに登録されている、全ての .Tn RPC サービスについて表示するには、次のようにすること: .Pp .Dl example% rpcinfo -p .Pp .Ar klaxon という名前のホストに登録されている、全ての .Tn RPC サービスについて表示するには、次のようにすること: .Pp .Dl example% rpcinfo -p klaxon .Pp Yellow Page サービス (訳註: NIS) が稼働している、 ローカルネット上の全てのマシンについて表示するには、 次のようにすること: .Pp .Dl example% rpcinfo -b ypserv 'version' | uniq .Pp \'version' のところには、 上記の .Fl p オプションの結果から得られた、 現在の Yellow Page サービスのバージョンを使う。 .Pp バージョン 1 の .Nm walld サービスを削除するには、次のようにすること: .Pp .Dl example% rpcinfo -d walld 1 .Sh 関連項目 .Xr rpc 5 , .Xr portmap 8 .Rs .%T "RPC Programming Guide" .Re .Sh バグ SunOS 3.0 以前のリリースでは、 ネットワークファイルシステム (NFS) は 自分自身を portmapper に登録しない。 そのため、 このようなリリースの OS が稼働しているホストの .Tn NFS サーバについては、 .Tn RPC 呼び出しをするために .Nm rpcinfo を使うことはできない。 .Sh 翻訳者謝辞 この man ページの翻訳にあたり、 FreeBSD jpman project による翻訳を参考にさせていただいた。