JM-man-view.el の使い方¶
JM-man-view
とは、メール本文が man page のファイルのものを整形して表示するための Emacs Lisp です (Emacs 上で動くメーラを使っている人は特に便利です)。
必要なもの¶
- JM-man-view.el
- woman.el (emacs21 以降では標準添付になっており、特に入手の必要はありません)
- Emacs (woman.el が XEmacs 上では動かないので XEmacs はダメです)
設定方法¶
woman.el
とJM-man-view.el
をload-path
に置きます。 具体的には、例えば ~/elisp/ に両者を置き、 .emacs に(setq load-path (cons (expand-file-name "~/elisp") load-path))
と追記するとよいでしょう。
.emacs に以下を追記します。
;; woman (autoload 'woman "woman" "Decode and browse a UN*X man page." t) (autoload 'woman-find-file "woman" "Find, decode and browse a specific UN*X man-page file." t) ;; JM-man-view (autoload 'JM-man-view "JM-man-view" nil t) (autoload 'JM-man-mail-view "JM-man-view" nil t)
以上で設定は終わりです。
使いかた¶
メールが表示されているバッファに移動して、
M-x JM-man-view
とすれば、 woman
によって整形されたマニュアルが
別フレーム (X ならウィンドウ) に表示されます。
Wanderlust/Mew を使っている場合は、 Summary モードで M-x JM-man-mail-view
とすれ
ばマニュアルが表示されます。
メールの条件¶
JM-man-view.el
は、整形対象とするバッファにおける roff 文書に対して、以下の仮定を置いています。
- マニュアル部分の先頭行は、roffのコメントである .” で始まる (行頭が .”)
- メール本文の最後まで manual である(= 本文の末尾にコメント等がない)
JMpost で投げられるマニュアルは上の条件を満たしますので、 特に意識しなくともかまいません。
制限¶
現在のところ、woman.el
は mdoc 形式のマニュアルの変換ができないようです。
したがって JM-man-view.el
でも、 この形式のマニュアルは閲覧できないことになります。