AUTOCONF

Section: ユーザーコマンド (1)
Updated: 2021年1月
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名前

autoconf - コンフィギュレーションスクリプトの生成  

書式

autoconf [,OPTION/]... [,TEMPLATE-FILE/]  

説明

TEMPLATE-FILE が指定された場合、あるいは 'configure.ac' または 'configure.in' がある場合、そこからコンフィギュレーションスクリプトを生成します。TEMPLATE-FILE が指定された場合は、結果を標準出力します。そうでない場合は 'configure' に出力します。  

オペレーションモード:

-h, --help
このヘルプを表示して終了します。
-V, --version
バージョン番号を表示して終了します。
-v, --verbose
詳細な報告を出力します。
-d, --debug
一時ファイルを削除しません。
-f, --force
ファイルがすべて古いものとして扱います。
-o, --output=,FILE/
出力結果を FILE に保存します(デフォルトは stdout です)。
-W, --warnings=,CATEGORY/
警告をカテゴリー別に表示します。
 

警告カテゴリーは以下のとおりです:

cross
クロスコンパイルに関する問題。
gnu
GNU コーディング標準(デフォルトは gnu および gnits モード)。
obsolete
古い機能や構成(デフォルト)。
override
Automake ルールや変数に対するユーザーの再定義。
portability
移植性に関する問題(デフォルトは gnu および gnits モード)。
portability-recursive
ネスト化した Make 変数(デフォルトは -Wportability)。
extra-portability
不十分なツールに関連した移植性に関する問題。
syntax
疑わしい構文構造(デフォルト)。
unsupported
非対応または不完全な機能(デフォルト)。
all
警告メッセージすべて。
no-CATEGORY
カテゴリー別の警告表示を行いません。
none
警告メッセージをすべて表示しません。

環境変数 'M4' と 'WARNINGS' は優先処理されます。  

ライブラリディレクトリ:

-B, --prepend-include=,DIR/
検索パスを DIR とします。
-I, --include=,DIR/
検索パスに DIR を追加します。
 

トレース:

-t, --trace=,MACRO[/:FORMAT]
マクロの呼び出し一覧を表示します。
-i, --initialization
さらに Autoconf の初期化プロセスをトレースします。

トレースモードの場合、コンフィギュレーションスクリプトは生成されません。FORMAT のデフォルトは '$f:$l:$n:$%' です。FORMAT に関する詳細は 'autom4te --help' を参照してください。  

著者

David J. MacKenzie, Akim Demaille  

バグ報告

バグ報告は <bug-autoconf@gnu.org> までご連絡ください。
GNU Autoconf ホームページ: <https://www.gnu.org/software/autoconf/>
GNU ソフトウェアの全般的なヘルプ: <https://www.gnu.org/gethelp/>  

著作権

Copyright © 2021 Free Software Foundation, Inc. License GPLv3+/Autoconf: GNU GPL version 3 or later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>, <https://gnu.org/licenses/exceptions.html>
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.  

関連項目

autoconf(1), automake(1), autoreconf(1), autoupdate(1), autoheader(1), autoscan(1), config.guess(1), config.sub(1), ifnames(1), libtool(1).

autoconf の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。infoautoconf の両プログラムが適切にインストールされていれば、以下のコマンド

info autoconf

を実行して完全なマニュアルを参照できます。


 

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Time: 03:33:22 GMT, December 05, 2022