FMA
Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2017-09-15
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名前
fma, fmaf, fmal - 浮動小数点数の積と和を計算する
書式
#include <math.h>
double fma(double x, double y, double z);
float fmaf(float x, float y, float z);
long double fmal(long double x, long double y, long double z);
-lm でリンクする。
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
fma(), fmaf(), fmal():
-
_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
説明
これらの関数は x * y + z を計算する。 結果は、一つの三項演算として現在の丸めモードにしたがって丸められる
(fenv(3) 参照)。
返り値
これらの関数は x * y + z の、一つの三項演算として丸められた値を返す。
x か y が NaN の場合、NaN が返される。
y の x 倍がちょうど無限大で、 z がそれとは反対の符号の無限大の場合、 領域エラー (domain error)
が発生し、NaN が返される。
x と y のうち一方が無限大で、もう一方が 0 で、 z が NaN でない場合、領域エラーが発生し、NaN が返される。
x と y のうち一方が無限大で、もう一方が 0 で、 z が NaN の場合、領域エラーが発生し、NaN が返される。
y の x 倍が 0 の無限大倍 (もしくはその逆) ではなく、 z が NaN の場合、NaN が返される。
結果がオーバーフローする場合、範囲エラー (range error) が発生し、 正しい符号の無限大が返される。
結果がアンダーフローする場合、 範囲エラーが発生し、符号付きの 0 が返される。
エラー
これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。
以下のエラーが発生する可能性がある。
- 領域エラー: x * y + z か x * y が無効で、z が NaN ではない
-
不正 (invalid) 浮動小数点例外 (FE_INVALID) が上がる。
- 範囲エラー (range error): 結果のオーバーフロー
-
オーバーフロー浮動小数点例外 (FE_OVERFLOW) が上がる。
- 範囲エラー (range error): 結果のアンダーフロー
-
アンダーフロー浮動小数点例外 (FE_UNDERFLOW) が上がる。
これらの関数は errno を設定しない。
バージョン
これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値
|
fma(),
fmaf(),
fmal()
| Thread safety | MT-Safe
|
準拠
C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
関連項目
remainder(3), remquo(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
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- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- バージョン
-
- 属性
-
- 準拠
-
- 関連項目
-
- この文書について
-
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