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Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2020-12-21
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名前
nextafter, nextafterf, nextafterl, nexttoward, nexttowardf, nexttowardl -
浮動小数点数の操作
書式
#include <math.h>
double nextafter(double x, double y);
float nextafterf(float x, float y);
long double nextafterl(long double x, long double y);
double nexttoward(double x, long double y);
float nexttowardf(float x, long double y);
long double nexttowardl(long double x, long double y);
-lm でリンクする。
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
nextafter():
-
_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
|| _XOPEN_SOURCE >= 500
|| /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
nextafterf(), nextafterl():
-
_ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
|| /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
nexttoward(), nexttowardf(), nexttowardl():
-
_XOPEN_SOURCE >= 600 || _ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L
説明
関数 nextafter(), nextafterf(), nextafterl() は、y に向かう方向で x
のすぐ次の浮動小数点数表現を返す。 y が x より小さい場合、 x より小さい最大の浮動小数点表現の値を返す。
x が y と等しい場合、y が返される。
関数 nexttoward(), nexttowardf(), nexttowardl() は、2 番目の引数が long
double 型である点以外、 対応する nextafter() 関数と同じはたらきをする。
返り値
成功すると、これらの関数は y に向かう方向で x の すぐ次の浮動小数点数表現を返す。
x が y と等しい場合、 (x と同じ型にキャストされた) y が返される。
x か y が NaN の場合、NaN が返される。
x が有限値で 結果がオーバーフローする場合、 範囲エラー (range error) が発生し、 各関数はそれぞれ HUGE_VAL,
HUGE_VALF, HUGE_VALL を返す。返り値には数学的に正しい符号が付与される。
x が y と同じではなく、正しい関数の結果が非正規化数かゼロかアンダーフローの場合、 範囲エラーが発生し、 (表現可能な場合には)
正しい値が、(そうでない場合には) 0.0 が返される。
エラー
これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。
以下のエラーが発生する可能性がある。
- 範囲エラー (range error): 結果のオーバーフロー
-
errno に ERANGE が設定される。 オーバーフロー浮動小数点例外 (FE_OVERFLOW) が上がる。
- 範囲エラー: 結果が非正規化数かアンダーフロー
-
errno に ERANGE が設定される。 アンダーフロー浮動小数点例外 (FE_UNDERFLOW) が上がる。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース | 属性 | 値
|
nextafter(),
nextafterf(),
nextafterl(),
nexttoward(),
nexttowardf(),
nexttowardl()
| Thread safety | MT-Safe
|
準拠
C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008. この関数は IEC 559 で定義されている (また IEEE 754/IEEE
854 では付録で推奨関数として定義されている)。
バグ
glibc バージョン 2.5 以前では、アンダーフローが発生した際に、 これらの関数はアンダーフロー浮動小数点例外 (FE_UNDERFLOW)
を上がない。
glibc の 2.23 より前のバージョンでは、これらの関数は errno を設定しない。
関連項目
nearbyint(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- 属性
-
- 準拠
-
- バグ
-
- 関連項目
-
- この文書について
-
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Time: 03:33:32 GMT, December 05, 2022