4 種の情報は、いずれもコマンドラインで指定することができる。 コマンドラインでどの情報も指定しなかった場合、chfn は対話モードになる。
対話モードでは、chfn が各フィールドごとにプロンプトを出して、入力を促す。 プロンプトが出たら、新しい情報を入力する。フィールドを変更しないでおきたかったら、 何も入力せずにリターンキーを押せばよい。"none" というキーワードを打ち込めば、フィールドを空にすることができる。
chfn は、libuser ライブラリとリンクしていれば、ユーザアカウント情報がローカルにない場合 (kerberos や LDAP などを使用している場合) にも対応する。 リンクしていない場合は、ypchfn や lchfn のような、非ローカルなアカウント情報に対応している chfn の実装を使用すればよい。
CHFN_RESTRICT string
これをブール値の yes に設定すると、変更可能なフィールドが、オフィス、オフィスの電話番号、自宅電話番号の 3 箇所のみになり、ブール値の no にすると、さらにフルネームも変更可能になる。
変更可能なフィールドを指定するもう一つの方法は、略号を使うことだ。 すなわち、f = フルネーム (full name), r = オフィス (office room), w = オフィスの電話番号 (work phone), h = 自宅電話番号 (home phone) である。たとえば、CHFN_RESTRICT "wh" と指定すれば、オフィスと自宅の電話番号を変更できることになる。
CHFN_RESTRICT が未定義だと、すべての finger 情報が読み取り専用になる。これがデフォルトである。