PTHREAD_SETSCHEDPRIO

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2015-08-08
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名前

pthread_setschedprio - スレッドのスケジューリング優先度を設定する  

書式

#include <pthread.h>

int pthread_setschedprio(pthread_t thread, int prio);

-pthread でコンパイルしてリンクする。
 

説明

pthread_setschedprio() 関数は、スレッド thread のスケジューリング 優先度に prio で指定された値を設定する (一方、pthread_setschedparam(3) はスレッドのスケジューリングポリシー と優先度の両方を変更する)。  

返り値

成功すると、この関数は 0 を返す。 エラーの場合、0 以外のエラー番号を返す。 pthread_setschedprio() が失敗した場合、 thread の スケジューリング優先度は変更されない。  

エラー

EINVAL
指定されたスレッドのスケジューリングポリシーでは、 prio は無効である。
EPERM
呼び出し側が、指定された優先度を設定するのに必要な特権を持っていない。
ESRCH
ID が thread のスレッドが見つからなかった。

POSIX.1 では、 pthread_setschedprio() に関して エラー ENOTSUP ("サポートされていない値を優先度 に設定しようとした") も追加で規定されている。  

バージョン

この関数は glibc バージョン 2.3.4 以降で利用できる。  

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
インターフェース属性
pthread_setschedprio() Thread safetyMT-Safe
 

準拠

POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.  

注意

スレッドのスケジューリング優先度を変更するために必要な許可や変更した場合の影響、および各スケジューリングポリシーで認められる優先度の範囲の詳細については、 sched(7) を参照。  

関連項目

getrlimit(2), sched_get_priority_min(2), pthread_attr_init(3), pthread_attr_setinheritsched(3), pthread_attr_setschedparam(3), pthread_attr_setschedpolicy(3), pthread_create(3), pthread_self(3), pthread_setschedparam(3), pthreads(7), sched(7)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。


 

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