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環境によっては、ユーザ名に数字を使うのは、よくあることである。
POSIX
以外のロケールを使用すると (たとえば、LC_ALL
を ‘en_US’
に設定すると)、sort
の出力が、見慣れない順序でソートされたものになるかもしれない。
その場合は、環境変数 LC_ALL
を ‘C’ にすればよい。
注意すべきは、LC_COLLATE
だけを設定したのでは、二つの問題が生じてしまうということだ。
一つは、LC_ALL
も設定されている場合、LC_COLLATE
は無効だということ。二つ目は、LC_CTYPE
が
(LC_CTYPE
が設定されていないときは、LANG
が)
LC_COLLATE
と矛盾する値に設定されている場合、動作が未定義だということである。
たとえば、LC_CTYPE
が ja_JP.PCK
であるのに、
LC_COLLATE
が en_US.UTF-8
の場合、sort
の動作は未定義なのである。
POSIX 以外のロケールを使用している場合は (たとえば、LC_ALL
を ‘en_US’ に設定している場合は)、ls
の出力が、見慣れない順序で並んでいるかもしれない。そうした場合は、環境変数
LC_ALL
を ‘C’ にしてみるとよい。
もっとも、システムによっては (たとえば、FreeBSD がそうだが)、
特定の一般ユーザが chroot
システムコールを使用できるように設定できるものもある。
従って、そうしたユーザは chroot
コマンドを実行できるわけだ。
また、Cygwin では、どんなユーザでも chroot
コマンドを実行できる。
MS-Windows が chroot 関数をサポートしていないため、
内部で使用する関数が特権とは無関係だからである。
なお、newroot が元の ‘/’ ディレクトリと同じ場合、chroot
コマンドは chroot
システムコールを使わないで済まそうとする。
これは、非特権ユーザにもそうしたことが許されているシステムとの一貫性を保つためである。
この記事を 2000 年 11 月に改訂したとき使用したのは、Redhat Linux 6.1 である
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