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1. 序

このマニュアルは作成の途上にある。たとえば、多くのセクションで、 基本的な概念を初心者にわかりやすく説明するといった試みがなされていない。 そこで、お願いがある。もし、関心がおありなら、このマニュアルの改良に参加していただきたい。 そうしていただければ、GNU コミュニティ全体が恩恵に浴することになる。

このマニュアルで解説している GNU ユーティリティは、 POSIX の規格におおむね準拠している。

バグの報告は、bug-coreutils@gnu.org になさっていただきたい。 そのとき、プログラムのバージョン番号、マシンのアーキテクチャ、 入力に使ったファイルといった情報はもとより、 バグの再現に必要な他のいかなる情報も、記載していただきたい。 たとえば、どんな入力をしたか、どんな結果を期待していたか、実際の結果はどうだったか、 それがおかしいと考える理由は何なのかといったことである。

sortdate コマンドの動作に疑問がある場合は、‘--debug’ オプションを試してみていただきたい。 その出力が手がかりになって、バグレポートに対する回答を待つまでもなく、 問題の在り処を突き止め、解決できることも多いからだ。 デバッグの出力が問題を自分で解決するのに十分でないときは、 それを圧縮して、提出するバグレポートに添付していただきたい。

差分の投稿は歓迎するが、何がどう問題なのかの説明もやはり付けていただきたい。 推測するのが難しいこともあるからだ。 See (gcc)Bugs section ‘Bugs’ in Using and Porting GNU CC.

このマニュアルは、ユーティリティ・プログラムの配布に含まれる Unix man page を元にして作られたものである。そうした man page は、David MacKenzie によって書かれ、Jim Meyering によって改訂されていた。 現在読者がお読みになっているこのマニュアルは、そうしたユーティリティについての公式文書であり、 man page の方は、今では改訂作業が行われていない。なお、fmt の最初の man page の著者は、Ross Paterson だった。 Texinfo 形式への変換を最初に行ったのは、François Pinard である。 Karl Berry が索引を作成し、構成に若干の変更を加えて、その結果に手を入れた。 Free Software Foundation の職員である Brian Youman が textutils, fileutils, sh-utils のマニュアルを統合し、 多数の項目を含む現在のマニュアルを作成した。こうした作業全般に渡って、 Richard Stallman が例によって洞察力に富む貴重な意見を寄せてくれた。


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