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who
: 現在誰がログインしているかを表示するwho
は、現在ログインしているユーザについての情報を表示する。
書式:
|
オプション以外の引数が一つもない場合、who
は現在ログインしている各ユーザについて、次の情報を表示する。
ログイン名、端末ライン、ログイン日時、それにリモート・ホスト名か X ディスプレー名。
オプション以外の引数を一つだけ指定すると、who
はそれを、ログインしたユーザを記録しているファイルの名前として、
システムが管理しているデフォルトのファイル (たいていは ‘/var/run/utmp’ か
‘/etc/utmp’) の代りに使用する。who
に引数として ‘/var/log/wtmp’
を渡して、これまでに誰がログインしたかを調べるのはよくあることである。
オプション以外の引数を二つ指定すると、who
は、
自分を実行しているユーザの情報のみを (自分が接続している標準入力からユーザの見当を付けて)、
ホスト名を前に付けて表示する。渡される二つの引数は、全体として
‘who am i’ になるように、‘am i’ とするのが慣例である。
タイムスタンプは、タイムゾーンのルールに従って表示されるが、
そのルールを指定しているのは、環境変数 TZ
である。
TZ
が設定されていない場合は、システムのデフォルトのルールに従って表示される。
See (libc)TZ Variable section ‘Specifying the Time Zone with TZ
’ in The GNU C Library Reference Manual.
このプログラムでは以下のオプションが使用できる。参照: 共通オプション.
‘-b -d --login -p -r -t -T -u’ と同じである。
システムをブートした直近の日時を表示する。
終了したプロセスに関する情報を表示する。
最初の行に各列の見出しを表示する。
現在システムがログインの窓口としてユーザを待ち受けているプロセスに関する情報のみを表示する。 ユーザ名は常に ‘LOGIN’ である。
utmp で見つかったホスト名について DNS を検索して正規名を得ようとする。 これがデフォルトになっていないのは、インターネットに自動ダイアルアップで接続しているシステムでは、 深刻な遅滞を招きかねないからである。
‘who am i’ と同じである。
init によって生み出されたプロセスのうち、現在活動中のものをリストする。
ログインしているユーザのログイン名と人数のみを表示する。他のすべてのオプションを無効にする。
init プロセスの現在のランレベルを表示する (たぶん、直前のランレベルも)。
無視する。他の版の who
との互換性のためにある。
システムクロックを最後に変更した日時を表示する。
ログイン日時の後ろに、ユーザが何時間何分端末を使用していないかを (idle 状態かを) 表示する。 ‘.’ は、ユーザがここ 1 分以内に端末操作をしたことを意味する。 ‘old’ は、ユーザが 24 時間以上端末を使用していないということである。
ログイン名の後ろに、ユーザのメッセージ受け入れ状態を示す 1 文字を表示する。
‘+’ |
who
コマンドがインストールされるのは、POSIX 準拠の <utmpx.h>
インクルードファイル、またはそれに相当するものが存在するプラットフォームだけである。
従って、移植を考慮したスクリプトでは、非 POSIX
のプラットフォームにも who
コマンドが存在することを当てにしない方がよい。
終了ステータス 0 は成功を示し、0 以外の値は失敗を示す。
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This document was generated on June 7, 2022 using texi2html 1.82.