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27.2.2 存在する許可属性のコピー

ファイルの許可属性を、それが既に持っている許可属性を元にして指定することもできる。 そうするには、演算子の後ろに ‘r’, ‘w’, ‘x’ という文字を続ける代わりに、‘u’, ‘g’, ‘o’ という文字を使用する。一例を挙げよう。

 
o+g

上記のモード指定は、ファイルのグループに属するユーザのアクセス権を、 その他のユーザがそのファイルに対して持っているアクセス権に追加する。 従って、仮にファイルの最初のモードが 664 (‘rw-rw-r--’) ならば、 上記のモード指定は、それを 666 (‘rw-rw-rw-’) に変更することになる。 ファイルの最初のモードが 741 (‘rwxr----x’) だったら、745 (‘rwxr--r-x’) になるだろう。‘-’ と ‘=’ の演算子の働きも、同様である。


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