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28.2 暦日の項目

暦日の項目 (calendar date item) では、ある年のある一日を指定する。 月を数字で指定するか、文字で指定するかにかによって、日付の指定法が変わってくる。 以下に挙げる文字列は、すべて暦の上の同じ日付を指定している。

 
1972-09-24     # ISO 8601 形式。
72-9-24        # 69 から 99 までは、19xx 年と見なし、
               # 00 から 68 までは、20xx 年と見なす。
72-09-24       # 先頭の 0 は無視される。
9/24/72        # アメリカでよく使われる表記。
24 September 1972
24 Sept 72     # September には、4 文字の省略形もある。
24 Sep 72      # 3 文字の省略形は、何月に対しても使用できる。
Sep 24, 1972
24-sep-72
24sep72

年を省略することもできる。その場合は、日付文字列の後方で指定された年が使用される (訳注: たとえば、date -d "5/3 2:00 UTC 2015" のような場合だろう)。 それもない場合は、今年が使われる。例を挙げると、次のような形である。

 
9/24
sep 24

要するに、ルールはこうだ。

月を数字で表す場合、ISO 8601 の形式、すなわち ‘year-month-day’ が使用できる。ここで year は任意の正の数であり、month は 01 から 12 までの数、day は 01 から 31 までの数である。 数が 10 未満のときは、0 を前に付けることになる。year が 68 以下の場合は、year に2000 が加算される。また、year が 69 以上、100 未満ならば、1900 が加算される。アメリカ合衆国で一般的な ‘month/day/year’ という書式も使うことができる。 年を省略した ‘month/day’ も可能である。

月の名前を使用する場合は、フルスペルで書いてもよい。 すなわち、‘January’, ‘February’, ‘March’, ‘April’, ‘May’, ‘June’, ‘July’, ‘August’, ‘September’, ‘October’, ‘November’, ‘December’ である。 月の名前は、最初の 3 文字に省略することができる。 その場合、省略の印のピリオドは、付けても付けなくてもよい。 また、‘September’ の代わりに、‘Sept’ と書くことも認められている。

月名を使用する場合、暦の上の日付は、以下のどの形で指定してもよい。

 
day month year
day month
month day year
day-month-year

年を省略することもできる。

 
month day

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