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6.2 sum: チェックサムとブロック数を表示する

sum は、指定された各 file の 16-bit チェックサムを計算する。 file が指定されなかった場合や、file として ‘-’ が指定された場合は、 標準入力を対象とする。

書式:

 
sum [option]… [file]…

sum は各 file のチェックサムを表示し、その後にファイルのブロック数 (整数に切り上げたもの) を続ける。複数の file が指定されていると、 ファイル名も表示される (デフォルト)。(‘--sysv’ オプションが指定されている場合は、 引数に一つでもファイルがあれば、そのファイル名が表示される。)

デフォルトでは、GNU の sum は、BSD の sum と互換性のあるアルゴリズムを使って、チェックサムを計算し、 1 ブロック 1024 バイトのブロック数でファイルサイズを表示する。

このプログラムでは以下のオプションが使用できる。参照: 共通オプション.

-r

デフォルトの (BSD と互換性のある) アルゴリズムを使用する。 このオプションが存在しているのは、System V の sum との互換性のためである。 前方に ‘-s’ オプションも指定されているとき以外、このオプションは効果を持たない。

-s
--sysv

System V の sum のデフォルトと互換性のあるアルゴリズムを使って、 チェックサムを計算し、1 ブロック 512 バイトのブロック数でファイルサイズを表示する。

sum は、互換性のために提供されている。新しいアプリケーションでは、 cksum プログラム (次のセクションを参照) を使う方がよい。

終了ステータス 0 は成功を示し、0 以外の値は失敗を示す。


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