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signal の指定には、‘HUP’ のようなシグナル名や ‘1’ のようなシグナル番号、
それに、シグナルによって終了させられるときのプロセスの終了ステータスを使うことができる
(訳注: 最後のものは、GNU coreutils の kill
コマンドでは使用できるが、
シェルの組み込みコマンドのような、他の系統の kill
では使えないかもしれない)。シグナル名は、標準的な形式でも、頭に ‘SIG’
を付けた形式でも構わない。大文字小文字は区別されない。
以下に挙げるシグナル名とシグナル番号は、POSIX の規格に従っているすべてのシステムで使用できる。
1. ハングアップ (Hangup)。
2. 端末からの割り込みシグナル (Terminal interrupt)。
3. 端末からの中止シグナル (Terminal quit)。
6. プロセスの中断 (Process abort)。
9. 強制終了 (Kill) (捕獲することも無視することもできない)。
14. アラームクロック (Alarm Clock)。
15. 終了 (Termination)。
これ以外にもサポートされているシグナル名があるが、それに対応するシグナル番号はシステムによって様々である。 POSIX 1003.1-2001 に準拠しているすべてのシステムでは、以下のシグナルも使用できる。
メモリオブジェクトの未定義領域へのアクセス。
チャイルドプロセスが終了 (terminate)、一時停止 (stop)、または再開 (continue) した。
実行が停止 (stop) しているならば、再開 (continue) する。
誤った算術演算。
不正な命令。
読み手のないパイプへの書き出し。
無効なメモリ参照。
実行を一時停止する (stop) (捕獲することも無視することもできない)。
端末からの一時停止シグナル。
バックグラウンドプロセスが端末から読み込もうとしている。
バックグラウンドプロセスが端末へ書き出そうとしている。
高帯域幅のデータがソケットに達している。
ユーザ定義シグナル 1。
ユーザ定義シグナル 2。
XSI 拡張に対応している POSIX 1003.1-2001 のシステムでは、以下のシグナルも使用できる。
ポーリング可能なイベント。
プロファイリング・タイマーがタイムアウトした。
不正なシステムコール。
Trace/breakpoint トラップ。
バーチャル・タイマーがタイムアウトした。
CPU 時間の上限を超過した。
ファイルサイズの上限を超過した。
XRT 拡張に対応している POSIX 1003.1-2001 のシステムでは、上記以外にも、 少なくとも 8 個のリアルタイム・シグナルが使用できる。すなわち、‘RTMIN’, ‘RTMIN+1’, …, ‘RTMAX-1’, ‘RTMAX’ などだ。
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