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cut
コマンド次に注目するプログラムは cut
コマンドだ。
このコマンドは、入力されたデータから縦の列 (columns) やフィールドを切り出す
(参照: cut
: 各行の選択した部分を表示する)。そこで、cut
に命じて、‘/etc/passwd’
ファイルからログイン名とフルネームだけ表示させるといったことができる。
‘/etc/passwd’ には、七つのフィールドがあり、おのおのコロンで区切られている。
arnold:xyzzy:2076:10:Arnold D. Robbins:/home/arnold:/bin/bash |
1 番目と 5 番目のフィールドを取り出すには、次のように cut
を使用する。
$ cut -d: -f1,5 /etc/passwd -| root:Operator … -| arnold:Arnold D. Robbins -| miriam:Miriam A. Robbins … |
‘-c’ オプションを付けると、 cut
は入力行中の特定の文字
(すなわち、特定の縦の列) を切り出す。これは、入力データが固定幅のフィールドを持ち、
フィールド・セパレータがないときに便利である。
たとえば、今月の月曜日は、何日と何日かをリストするには、次のようにする。
$ cal | cut -c 3-5 -| Mo -| -| 6 -| 13 -| 20 -| 27 |
This document was generated on June 7, 2022 using texi2html 1.82.