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2.1 終了ステータス

ほとんどすべてのコマンドは、実行すると、整数の終了ステータス (exit status) を返し、それは他のコマンドの動作を変更するために使用することができる。 大多数のコマンドにとって、終了ステータス ‘0’ は成功を意味している。 失敗は ‘0’ 以外の値によって示され、たいていは ‘1’ だが、 非標準的なプラットフォームでは違うこともある。POSIX の規定が、‘0’ 以外であることしか要求していないからである。

しかしながら、ここで詳述しているプログラムの中にも、終了ステータスとして上記以外の値を返すものがあり、 ‘0’ や ‘1’ という値に別の意味を与えているプログラムさえ、少数ながら存在する。 そうした例外的なプログラムとしては、chroot, env, expr, nice, nohup, numfmt, printenv, sort, stdbuf, test, timeout, tty などを挙げることができる。


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