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date
のオプションこのプログラムでは以下のオプションが使用できる。参照: 共通オプション.
現在の日時の代りに、日付文字列 datestr で指定した日時を表示する。
datestr には、よく使われる書式なら、ほとんどどんな書式でも使うことができる。
月の名前、タイムゾーン、‘am’ や ‘pm’、‘yesterday’
といった単語、などを含んでいてもよい。たとえば、‘--date="2004-02-27
14:19:13.489392193 +0530"’ は、UTC よりも東 5 時間 30 分のタイムゾーンで
2004 年 2 月 27 日 午後 2 時 19 分 13 秒から 489,392,193
ナノ秒経過した瞬間を指定している。
注意: 現在のところ、入力は、ロケールに依存しない書式でなければならない。
たとえば、以下の例の LC_TIME=C は、多くのロケールで正しい日時を再表示させるために必要である。
date -d "$(LC_TIME=C date)" |
参照: See section 日付入力の書式.
解析した日時について説明し、現在のタイムゾーンを表示し、 間違えた使い方をしている疑いがあれば、警告を出す。
ファイル datefile の各行を ‘-d’
の場合と同じように解析して、生成された日付と時刻を表示する。
datefile が ‘-’ ならば、標準入力を使用する。
処理する日付がたくさんある場合に、このオプションは重宝である。
何故ならば、date
コマンドを何度も起動するときのシステムのオーバーヘッドは、
馬鹿にならないことがあるからだ。
ISO 8601 の書式、‘%Y-%m-%d’ を使って、日付を表示する。
引数 timespec では、日付の後ろに時刻をどの単位まで追加するかを指定する。 以下の一つを指定することができる。
日付のみを表示する。timespec を省略した場合のデフォルト。
日付にその日の何時かを追加する。
何時何分まで追加する。
何時何分何秒まで追加する。
何時何分何秒何ナノ秒まで追加する。
時刻の部分まで表示するときは、‘%:z’ の書式でタイムゾーンも付ける。 この書式は、使用しているロケールが何であるかを問わず、‘--date’ (‘-d’) や ‘--file’ (‘-f’) オプションに対する入力として、常に適切である。
現在の日付と時刻の代りに、file の内容を最後に更新した (the last modification) 日付と時刻を表示する。
日付と時刻を ‘%a, %d %b %Y %H:%M:%S %z’ という書式を使用し、 C ロケールで評価して表示する。従って、月や曜日の省略形は常に英語になる。 一例を挙げると、こんな表示である。
Fri, 09 Sep 2005 13:51:39 -0700 |
この書式は、Internet RFC 2822 と RFC 822 に従っている。 インターネットの E メールに関する現在と以前の規格である。
Internet RFC 3339 が規定している書式を使用して、日付を表示する。この書式は、ISO 8601 の書式のサブセットだが、日付と時刻を区切るのに、‘T’ という文字ではなく、空白を使うことをアプリケーションに許しているという相違点がある。 この書式は、使用しているロケールが何であるかを問わず、‘--date’ (‘-d’) や ‘--file’ (‘-f’) オプションに対する入力として、常に適切である。
引数 timespec では、時刻をどこまで表示するかを指定する。 以下の一つを指定することができる。
年から始まる日付だけを表示する。たとえば、‘2005-09-14’。 これは、‘%Y-%m-%d’ という書式と等価である。
年から始まる日付と秒までの時刻を表示し、両者の間は空白で区切る。 一例を挙げると、‘2005-09-14 00:56:06+05:30’。出力の末尾には、 協定世界時からの時差が付く。例の場合、‘+05:30’ は、地方時が UTC より 5 時間 30 分進んでいることを意味している。 これは、‘%Y-%m-%d %H:%M:%S%:z’ という書式と等価である。
‘seconds’ と似ているが、ナノ秒まで表示する。 一例を挙げると、‘2005-09-14 00:56:06.998458565+05:30’。 これは、‘%Y-%m-%d %H:%M:%S.%N%:z’ という書式と等価である。
日付と時刻を datestr に設定する。上記の ‘-d’ を参照。 前節「システムクロックの設定」 も参照すること。システムクロックの設定.
環境変数 TZ
が、文字列 ‘UTC0’ に設定されているかのように、
処理に協定世界時 (UTC, Coordinated Universal Time) を使用する。
協定世界時は、歴史的な理由から「グリニッジ標準時 (GMT)」と呼ばれることもよくある。
一般にシステムは閏秒を無視するので、日時は正真の UTC ではなく、UTC の近似値になる。
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This document was generated on June 7, 2022 using texi2html 1.82.