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timeout
: タイムリミット付きでコマンドを実行するtimeout
は渡されたコマンドを実行し、
指定された時間が経過してもまだ実行が続いていたら、そのコマンドを終了させる。
書式:
timeout [option] duration command [arg]… |
command は、シェルの組み込みコマンドであってはならない (see section 特殊ビルトイン・ユーティリティ)。
このプログラムでは以下のオプションが使用できる。参照: 共通オプション. オプションはオペランドの前に置かなければならない。
タイムアウトしたときに、タイムアウトであることを示す timeout
コマンドの終了ステータスではなく、timeout
が管理している
command の終了ステータスを返す。このオプションは、管理される
command が無期限の続行時間をサポートしている場合に役に立つ。
独立したバックグラウンドのプログラム・グループを作成しない。
その結果、timeout
に管理される command が、フォアグラウンドの
TTY を通常どおり使用できるようになる。
対話的シェルから直接実行されないコマンドの時間制限をきちんと行うには
(訳注: 言い換えれば、timeout
コマンドをシェルスクリプト中で使用する場合には)、
この動作が必要になることがあり、次の二つの場合がそれに当たる。
気をつけていただきたいが、この動作モードでは、command の子プロセスは、いかなるものもタイムアウトすることがない。 また、SIGCONT シグナルが command に送られることもない。 フォアグラウンドプロセスでは、そういったことは普通必要がないからであり、 また、(たとえば、GDB のような) それ自身が他のプログラムを監視するモニターであるプログラムでは、 断続的なシグナル送出を起こしかねないからである。
ここで指定した duration の経過後に、改めて ‘KILL’ シグナルを送り付けて、
監視対象の command を確実に終了させる。
このオプションを付けないと、選択したシグナルに command
を終了させる力がなかった場合に、timeout
は command を殺すことができない。
制限時間が来たとき、デフォルトの ‘TERM’ シグナルではなく、指定した signal を command に送る。signal は ‘HUP’ のような名前でもよく、番号でもよい。See section シグナルの指定.
duration は浮動小数点数であり、後ろに単位を付けることもできる。
‘s’ 何秒 (デフォルト) ‘m’ 何分 ‘h’ 何時間 ‘d’ 何日 |
duration が 0 だと、対象となるコマンドが時間切れなしになる。 実際の制限時間は、システムの制約を受けることに注意していただきたい。 秒以下の制限時間を指定するときは、とりわけそれを考慮に入れるべきである。
終了ステータス:
124: command がタイムアウトした。
125: |
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